ケージの中で安心して眠る犬

みなさんこんにちは。
京都市で住まいづくりを手掛ける「あまねこう」の中川です。

愛犬と暮らす家で、ケージをどこに置こうかな、と悩んだことはないでしょうか。

まず考えられるのは、

家族の気配を感じられて、人の通り道から少し外れた場所。

家族の近くにいることは大切ですが、人が一日に何度も目の前を横切る場所では、愛犬がゆっくり休みにくいこともあります。

だから「リビングに置けばいい」ではなく、リビングのどこに置くかまで考えておくと良いと思います。

犬のケージは人の動線から少し外して考える

家の中には、家族が何度も通る動線があります。

玄関からリビングへ入る。

キッチンからダイニングへ移動する。

洗面所やトイレへ行く。

こうした通り道のすぐ横にケージがあると、愛犬が休んでいても人が近くを何度も通ることになります。

とはいえ、家族から離れた場所へケージを置けばいいわけでもありません。

ポイントは、

「家族から離す」のではなく、「人の通り道から少し外す」こと。

家族の存在は感じられる。でも、ずっと人の動きを気にしなくてもいい。

そんな場所を探してみましょう。

犬のケージスペースをつくった3つの実例

ケージの置き場所に、ひとつの正解があるわけではありません。

中川がこれまで家づくりの中で考えてきた方法を少し

階段下を犬のケージスペースにした例

ひとつは、階段下の空間を愛犬のケージスペースとして使った例です。

階段下は、間取りによっては収納として使いにくい中途半端な空間になることがあります。

そこを最初から愛犬の居場所として計画しました。

リビングとのつながりはありながら、部屋の中央からは少し外れる。

大げさな犬専用の部屋をつくらなくても、家の中にある空間を上手に使えば居場所をつくることができます。

ポイントは、

「余った階段下にケージを置く」のではなく、最初から愛犬の場所として考えておくこと。

です。

愛犬用品の収納とケージスペースを一体にした例

別の家では、腰より上の位置に物入れを造作し、その下をケージスペースにしました。

上の収納には、

替えのリード、トイレ用品、消耗品、フードの買い置きなど、愛犬のものをまとめて収納できます。

犬と暮らしていると、思っている以上に愛犬用品は増えていきます。

愛犬の居場所と、愛犬のものを収納する場所を一緒に考える。

これもひとつの方法です。

ケージのまわりが物で散らかりにくくなり、必要なものもすぐ近くに置けます。

リビングのケージを囲って視線を減らした例

すべての家でケージ専用のスペースをつくれるわけではありません。

あるお住まいでは、専用の場所を確保できなかったため、ケージは普通にリビングへ置きました。

ただ、そのままだと周囲の人の動きで愛犬が気になりやすい。

そこで、ケージのまわりをプラベニで囲い、愛犬の視界に入るものを少し減らしました。

プラベニは、工事現場の養生などでも使うプラスチック製の板です。

ケージの場所を変えられなくても、

見える範囲を少し調整する。

それだけでも、愛犬が落ち着きやすい環境をつくる方法になります。

新築や大きなリフォームをしなくてもできる工夫です。

リビングに犬のケージを置くときに確認したいこと

ケージの場所を決めるときは、いくつか確認しておきたいことがあります。

人が一日に何度もケージのすぐ前を横切らないか。

テレビやスピーカーのすぐ横で、長時間音が続く場所になっていないか。
(音に対する愛犬のストレスはかなりあるので要注意です)

窓の外を人や車、ほかの犬が頻繁に通り、刺激を受け続ける場所になっていないか。

エアコンの風が直接当たり続けないか。

どれも「ここは絶対ダメ」という話ではありません。

その場所で愛犬が実際に落ち着いて休めるか。

そこを見ることが大切です。

犬と暮らすならケージの場所を間取りの段階から決めておく

家が完成してから、

「さて、ケージはどこに置こう?」

と考えると、意外と場所に困ります。

ソファや家具と干渉する。通路(動線上)にはみ出す。収納の扉が開けにくくなる。

こうしたことも起こります。

愛犬と暮らすことが最初から分かっているなら、中川はケージの大きさまで図面に描いてしまった方がいいと思っています。

ソファやダイニングテーブルの配置を考えるのと同じです。

ケージも、暮らし始めてから追加するものではなく、最初から家の中にあるものとして考える。

そうすれば、人の動線と重ならない場所や、収納と一緒に使える場所なども間取りの段階から検討できます。

愛犬のケージは「その子が休める場所」を考える

濃いグレーのソファに寝そべる犬

愛犬家住宅だからといって、犬専用の部屋や特別な設備をつくる必要はありません。

中川が大切だと思うのは、

その愛犬が、本当にそこで休めているか。

ということです。

家族の気配は感じられる。でも、人が動くたびに反応しなくてもいい。

そんな場所を、家の中に少しつくってあげる。

そのためにも、犬と暮らすことが分かっているなら、ケージもソファやダイニングテーブルと同じように、最初から図面の中に描いておくことをおすすめします。

京都市で家を建てるなら
地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。

たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。

土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

この記事を書いた人

中川 高士

中川 高士(あまねこう代表)

大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。

営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。

10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。

【保有資格・公的な役職】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産評価審査委員会委員

保有資格と住まいづくりへの活かし方を見る →

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