
みなさんこんにちは。
京都市で住まいづくりを手掛ける「あまねこう」の中川です。
早速ですが、中川が飼っている柴犬は窓際が好きです。
窓際でよく昼寝もしていますし、窓を開けていると、外の空気を感じながら気持ちよさそうにくつろいでいます。
ところが、隣の犬の存在を感じると突然吠えます。
そして相手の犬も吠える。
面白いのは、外でその犬と会ったときには、お互いに機嫌よくしていることです。
となると、単純に犬同士の仲が悪いというより、家の中では警戒心や縄張り意識のようなものが働いているのかもしれません。
「窓際で吠えるなら、窓から離せばいい」
という単純な話ではなさそうです。
窓際そのものは、愛犬にとって心地いい場所でもあるからです。
大切なのは、好きな場所をなくすことではなく、警戒につながる刺激を少し減らせないか考えることだと思っています。
犬が窓の外を見て吠えるのは何に反応している?

犬が窓際で吠れる理由はひとつではありません。
外を歩く人や犬が見える。
車やバイクの音が聞こえる。
ほかの犬の鳴き声や、人の気配を感じる。
姿が見えていなくても、音やにおいに反応していることもあります。
中川の柴犬も、隣の犬が目の前にいなくても、存在を感じると反応することがあります。
まずは、
「窓際で吠える」ではなく、「何に反応して吠えているのか」
を見ることが大切です。
窓際は犬にとって「好きな場所」と「警戒する場所」の両方になる
中川の柴犬は、普段は窓際で気持ちよさそうに寝ています。
つまり、窓際は落ち着ける場所だということです。
一方で、隣の犬の気配を感じれば警戒する場所にもなります。
同じ窓でも、
普段は心地いい場所。
刺激が入ると警戒する場所。
その両方になることがわかります。
ですから、吠えるからといって窓際へ行けなくしてしまうと、愛犬が好きな場所までなくしてしまいます。
それよりも、
窓際の心地よさは残しながら、必要以上に反応する刺激だけを減らす。
そんな考え方の方が、愛犬との暮らしには合っていると思います。
犬が窓の外を気にするなら「見える範囲」を調整する
外を通る人や犬に反応しているのであれば、窓全部を隠さなくても方法はあります。
例えば、
- 窓の下側だけ目隠しする
- 犬の目線の高さだけフィルムを貼る
- レースカーテンを使う
- 外側に植栽やスクリーンを設ける
といった方法です。
(レースカーテンが個人的には一番自然な感じがします)
ポイントは、
「窓を塞ぐ」のではなく、「犬から見える範囲を調整する」こと。
人には明るさが入り、愛犬も窓際で過ごせる。
でも、道路を歩く犬や人は見えにくい。
そんな調整ができれば、窓際の良さを残しながら刺激を減らすことができます。
見えなくしても吠えるなら「音」も確認する

目隠しをしても反応するなら、視線ではなく音がきっかけになっているかもしれません。
車やバイク、人の話し声、ほかの犬の鳴き声など、窓から入ってくる音は意外と多いものです。
そんなときは、
窓を閉めたときにどのくらい音が小さくなるのか。
愛犬の寝床が窓に近すぎないか。
といったことも確認します。
必要に応じて内窓などを考える方法もありますが、今回大切なのは防音性能そのものではありません。
外から愛犬へ入ってくる刺激を少し減らせないか。
という視点です。
愛犬の居場所を少し変えるだけでもいい
窓そのものを変えなくても、愛犬の居場所を少し動かすことで落ち着くこともあります。
ベッドやケージが窓の真正面にあるなら、少し横へ動かす。
家具などを利用して、外が真正面に見えないようにする。
完全に窓から遠ざけなくても、外へ意識が向き続けない環境はつくれます。
参考までに、ケージの配置については、
『犬のケージはどこに置く?リビングの動線と間取りから考える居場所づくり』
という記事で詳しく書いています。
愛犬と暮らす家は「犬の目線」で窓を考える

住宅の窓は、どうしても人の目線で考えがちです。
でも犬は、人よりずっと低い位置で暮らしています。
人が立って見たときには道路がそれほど気にならなくても、犬の高さから見ると、歩いている人や犬の足元がちょうど見えることもあります。
ですから、愛犬と暮らす家では、
窓の大きさだけでなく、犬の目線から何が見えるのか
まで考えてみたいところです。
新築なら窓の高さや位置。
リフォームなら目隠しや窓まわり。
今住んでいる家ならカーテンやフィルム、家具の配置。
方法は、その家ごとに違います。
吠える犬だけでなく「犬が吠えたくなる住環境」も見る

中川が飼う柴犬にとっては、窓際は好きな場所です。
ですから、その場所を取り上げたいとは思いません。そこで考えたいのは、
その窓から何が見え、何が聞こえ、愛犬が何に反応しているのか、ということ。
好きな窓際は残したい。でも、必要以上に警戒しなくてもいい環境にもしてあげたい。
吠える犬だけを見るのではなく、犬が吠えたくなる住環境も見る。
愛犬と一緒に暮らす家では、そんな小さな工夫も、毎日のストレスを減らすことにつながると思っています。
京都市で家を建てるなら
地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
中川 高士(あまねこう代表)
大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。
営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。
10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。
【保有資格・公的な役職】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産評価審査委員会委員
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