
みなさんこんにちは。
京都市で住まいづくりを手掛ける「あまねこう」の中川です。
愛犬と暮らす家を考えるとき、意外と悩むのが犬のトイレをどこに置くかです。
においが気になるから部屋の隅に置く。
掃除しやすいから洗面所の近くに置く。
人の暮らしだけを考えると、そんな決め方になりがちではないでしょうか。
けれども愛犬の目線で考えると…
愛犬が落ち着いて排泄できること。
そして、人が掃除しやすいこと。
この両方から場所を考えるのが正解なのではないでしょうか。
特に見ておきたいのが、寝床との距離と人の動線です。
中川の柴犬はケージから一番遠い場所にトイレを置いている

実例ですが、中川が飼っている柴犬の場合は室内トイレはケージから一番遠いところに置いています。
というのも、ケージの近くではトイレをしません。ちなみに中川の柴犬は、そもそも基本的に家の中では排泄しません。
ただ、オシッコをどうしても我慢できなくなったときのために、ケージから離れた場所に室内トイレを用意しています。
(子犬の頃にオシッコは躾がうまくできました)
中川自身は、柴犬の縄張り意識の強さや、自分が休む場所を汚したくない感覚もあるのかな、と感じています。
もちろん、
「柴犬だからケージの近くではトイレをしない」
と一括りにできるわけではありませんのでご注意ください。
犬によって性格も習慣も違います。
だからこそ、人が置きたい場所だけで決めるのではなく、実際にその犬がどこなら排泄しやすいのかを見ることが大切だと思います。
犬のトイレは寝床と人の動線から少し離して考える

「ケージから何メートル離せばいいの?」と思うかもしれません。
これがまた、距離に一律の正解はありません。
家の広さも違えば、犬種や年齢、これまでの排泄習慣も違います。見るべきなのは数字より、
その犬が実際にその場所を使っているか。
です。
ケージやベッドのすぐ横ではしない。
食事場所の近くを避ける。
できるだけ離れた場所へ行こうとする。
そんな様子があるなら、それも愛犬からのサインだと思ってください。
同時に、人の動線も考えます。
家族が何度も横切る通路や、子どもが頻繁に走る場所では、犬によっては落ち着いて排泄しにくいこともあります。
だからといって、家の奥へ隠してしまうのも考えものです。
人の通り道からは少し外れている。
でも、家族が排泄したことに気づける。
そのくらいの場所が考えやすいと思います。
犬のトイレは「におい」より掃除しやすさを考える

犬のトイレというと、気になるのはニオイです。
「なるべくリビングから遠いところへ置きたい」とほとんどの方が思うかもしれません。
しかし、実際には遠くへ置けばにおいがなくなるわけでもありません。
むしろ排泄したことに気づきにくくなり、掃除が遅れれば、かえってにおいが残ります。
ですから、
においが気にならない場所を探すより、排泄したらすぐ掃除できる場所を考えます。
犬のにおいについては、
「犬のにおい対策が愛犬のストレスに?消臭剤・芳香剤に頼りすぎない家づくり」
という記事で書きましたが、別の香りで隠す前にまずにおいの元を残さないことが基本だと思います。
犬のトイレまわりは床材と換気も確認する

トイレを置く場所では、床も確認しておきたいところです。犬が毎回トイレシートの中央に排泄してくれるとは限らないからです。
少し外す…こともあります。
そのため、
粗相してもすぐ拭けるか。
水分が床に残りにくいか。
というポイントは大切です。
例えば無垢フローリングなら、尿や水分を長時間残さず、必要に応じてトイレ部分だけ防水性のあるマットを使う方法もあります。
また、空気がまったく動かない場所より、換気しやすい場所の方がにおいもこもりにくくなります。
トイレは「置ければいい」ではなく、掃除したあとのことまで考えて場所を決めたいところだなぁと思います。
犬と暮らすならトイレの位置も間取りに描いておく

愛犬と暮らすことが最初から分かっているなら、中川は愛犬に関するものも図面に描いてしまった方がいいと思っています。
ケージだけではありません。トイレも同じです。
トイレの大きさまで図面に描いておけば、
「住み始めてから、空いている場所に置く」
のではなく、最初から愛犬の生活スペースとして考えられます。
寝床との距離、人の動線、掃除のしやすさ。
こうしたことも、間取りを考える段階なら調整できます。
犬のトイレは毎日使う場所です。
それなら、ソファやダイニングテーブルと同じように、最初から置き場所を考えておく方が自然だと思います。
犬のトイレも「余った場所」に置かない

愛犬のトイレは、人が「ここでしてほしい」と決めるだけではうまくいかないことがあります。
その犬が、どこなら落ち着いて排泄できるのか。
まずはそこを見てください。
そのうえで、人が掃除しやすく、においが残りにくいように住まい側を整える。
犬のトイレも、余った場所に置くのではなく、最初から間取りの中で考える。
文字で書くほど簡単ではないと思います。ですがせっかくの愛犬との生活です。愛犬と一緒に暮らす家なら、それくらい日常に近い場所として考えておきたいと思います。
京都市で家を建てるなら
地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
中川 高士(あまねこう代表)
大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。
営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。
10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。
【保有資格・公的な役職】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産評価審査委員会委員
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