テレビコンセントの画像

みなさんこんにちは。
京都市で住まいづくりを手掛ける「あまねこう」の中川です。

家づくりの後悔として、よく聞くのがコンセントです。

「ここにも付けておけばよかった」
「数が足りなかった」

そんな話を聞くと、

「だったら、コンセントは多めに付けておけば安心」

と思いませんか。

しかし、中川はこれまでの経験で少し違う印象を持っています。意外とコンセントで後悔していないのは、

必要な場所を考えたうえで、余計なコンセントを付けなかった方

だったりします。

反対に、

「使わないかもしれないけれど、とりあえずここにも」

と増やしたコンセントほど、結局使わなかったり、「本当は別の場所に欲しかった」となったりすることがあります。

コンセントは、多いか少ないかではなく、何を・どこで使うのか。

そこから考える方が、後悔は少なくなるのではないかと思っています。

コンセントは「とりあえず多め」では後悔を防げない

コンセントが足りなければ不便です。

だからといって、たくさん付ければ使いやすい家になるとも限らないのが住まいの不思議。

例えば、

「この辺にもあった方が便利そう」

と何となく付けたコンセント。

実際に暮らしてみると、家具の裏に隠れたり、使いたい場所から微妙に遠かったり、一度も使わなかったりすることがあります。

中川の経験でも、

「ここでは何を使うのか」

を一つずつ考え、

「ここには必要ない」

と判断した方ほど、コンセントで困っていない印象があります。

もちろん、予備のコンセントを付けることが悪いわけではないのですが…

将来ここに家具を置く可能性がある。
冬だけ季節家電を使う。
模様替えをしたときに必要になる。

そんな具体的な理由があるなら、予備にも意味があります。

使う可能性を考えた「余裕」と、何となく付ける「余計」は違う。

ここは分けて考えて欲しいと思います。

新築のコンセントは「何を・どこで使うか」から決める

家電とコンセント

コンセントの位置を考えるとき、まず

「この場所で何をするのか」

を考えてみてください。

例えば、ソファの近くでスマートフォンを充電するなら、ソファの位置を決めてからコンセントを考える。

ダイニングでホットプレートを使うなら、テーブルとの位置関係を考える。

寝室でスマートフォンを充電するなら、ベッドをどちら向きに置くのかまで考える。

つまり、

「リビングだから何個」ではなく、「ここでこれを使うから、この位置に必要」

という考え方です。

家具を置いた状態でコンセントを見る

図面だけを見ていると、使いやすそうに見えるコンセントでも、家具を置くと状況が変わります。

ソファの裏になる。

ベッドのヘッドボードに隠れる。

収納家具を置いたら使えなくなる。

そんなこともあります。

コンセントだけを見るのではなく、家具も図面に描いた状態で確認するとわかりやすいかもしれません。

実際に使う動作まで想像する

家具を置いたら、今度は実際の動作を考えてみましょう。

掃除機をかける。

ソファで充電する。

ドライヤーを使う。

デスクでパソコンを使う。

こうした動きを想像すると、

「ここではコードが届かない」

「ここなら使いやすい」

というようなことが見えてきます。

コンセント計画は、数を数える作業というより、暮らしを想像する作業かもしれません。

コンセントの高さも使い方に合わせる

コンセントは、平面上の位置だけでなく高さでも使いやすさが変わります。

ベッドの横やデスクまわり。

ロボット掃除機の充電場所。

使うものが違えば、使いやすい高さも変わります。

ですから、どこに付けるか」だけでなく、「どんな姿勢で使うのか」**まで考えておくと、より使いやすくなります。

キッチンのコンセントは家電の置き場所から考える

キッチンでは、家電の置き場所を先に決めることで、必要なコンセント位置も見えてきます。

電子レンジや炊飯器などをどこに置くのか。

その場所でどう使うのか。

ここが決まらないまま、「キッチンだから多めに」とコンセントだけを増やしても、使いやすくなるとは限りません。

キッチン家電の置き場所については、別の記事

『キッチン家電はどこに置く?使いやすい間取りと家電置き場の考え方』

で詳しく書いています。ご参照ください。

コンセントは「なぜここに必要か」で考える

無垢の床、自然素材で仕上げられたリビング。京都ならではの間口が狭い家での工夫

家づくりでコンセントの後悔をなくそうとすると、

「迷ったら多めに付けておこう」と考える人が多いように感じます。

しかし実際には数そのものより、

「なぜここにコンセントが必要なのか」

を考えることの方が大切だと思います。

理由のある予備コンセントと、

「何に使うか分からないけれど、とりあえずこの辺に」

では意味が違います。

コンセントは、多ければ後悔しないのではなく、暮らしを具体的に想像して位置と数を決めるほど、後悔しにくくなるもの。これから住まいづくりを考える方の参考になれば幸いです。

京都市で家を建てるなら
地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。

たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。

土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

この記事を書いた人

中川 高士

中川 高士(あまねこう代表)

大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。

営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。

10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。

【保有資格・公的な役職】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産評価審査委員会委員

保有資格と住まいづくりへの活かし方を見る →

住まいづくりを整理する無料資料
「いえのもと」

情報が多すぎて迷いませんか?

「どんな家を建てるか」より、
まずは「どんな暮らしをしたいか」。

そんな考え方を整理するための
無料資料セットです。

住まいづくりで悩む方へ

「何を基準に考えればいいかわからない」

そんなときは、一緒に整理してみませんか。

お気軽にご相談ください。