家事が苦手なのは性格の問題なのでしょうか?

「家事が苦手です」
住まいづくりのご相談を受けていると、時々そんなお話を聞くことがあります。
共働きで子育て中。
夫婦ともにシフト勤務。
休みの日は溜まった疲れを取るだけで精一杯。
片付けや掃除は後回しになり、料理もできるだけ簡単に済ませたい。
そんな毎日を送っている方は少なくありません。
ですが、ちょっと待ってください。それは本当に性格の問題なのでしょうか。
私は必ずしもそうではないかもしれません
家事が苦手なのではなく、家事をこなす余裕がない。
あるいは、住まいの仕組みが暮らしに合っていない。
そんなケースも実際には多いのではないでしょうか。
- 1. 家事が苦手なのは性格の問題なのでしょうか?
- 2. 共働き子育て世帯が抱えやすい家事の悩み
- 2.1. 片付ける時間がない
- 2.2. 料理をする余裕がない
- 2.3. 掃除が後回しになる
- 2.4. 夫婦で家事の負担を感じてしまう
- 3. 頑張る仕組みではなく「頑張らなくても回る仕組み」を考える
- 3.1. 完璧な家事を目指さない
- 3.2. 冷凍食品やお惣菜を活用する
- 3.3. 家族が生きやすいことを優先する
- 4. 住まいづくりで家事を楽にできるポイント
- 4.1. セカンド冷凍庫を置く場所を考える
- 4.2. パントリーは収納量より取り出しやすさ
- 4.3. 洗濯動線を短くする
- 4.4. お掃除ロボットが動きやすい家にする
- 4.5. ゴミ箱の置き場所を先に考える
- 5. 子育て中は「片付いている家」より「暮らしが回る家」
- 6. まとめ|家事を頑張るのではなく住まいで助けてもらう
共働き子育て世帯が抱えやすい家事の悩み

片付ける時間がない
仕事が終わり、保育園へ迎えに行き、帰宅する。
気が付けば夜になっていて、片付けをする気力も残っていない。
休日にまとめて片付けようと思っても、疲れが溜まっていて思うように進まない。
共働き世帯ではよくある悩みです。
料理をする余裕がない
毎日献立を考え、買い物をして、料理を作る。
これ、結構大変です。
さらにこどもが偏食だったり、少食だったりすると、
「せっかく作ったのに食べなかった」
ということもあるでしょう。
そうなると、外食やお惣菜、冷凍食品が増えてしまうこともあるでしょう。
掃除が後回しになる
掃除機をかけたい。床を拭きたい。
でも、まずは床に置いてある物を片付けないと掃除できない。
これもまたそのうち時間がなくなり、また次の休日へ持ち越し。
そんな経験がある方も多いと思います。
夫婦で家事の負担を感じてしまう
忙しい毎日が続くと、
「自分ばかり頑張っている」
「なぜ手伝ってくれないのだろう」
と感じることもありませんか。
家事そのものよりも、家事をめぐるストレスの方が大きくなることも少なくありません。
頑張る仕組みではなく
「頑張らなくても回る仕組み」を考える

完璧な家事を目指さない
家事が得意な人もいれば、苦手な人もいます。
また、同じ人でも仕事や育児の状況によってできることは変わります。
そんな時は¥、住まいづくりでは完璧な家事を前提にしない考え方もあるのではないでしょうか。
冷凍食品やお惣菜を活用する
「手作りじゃないとダメ」
と思うと、料理はどんどん苦しくなります。
冷凍食品やお惣菜を使うことは決して悪いことではありません。
むしろ忙しい時期だからこそ、上手に活用することで心の余裕が生まれることもあります。
家族が生きやすいことを優先する
片付いている家が良い家とは限りません。
大切なのは、家族が無理なく暮らせることです。
まずは生活が回ること。
その上で少しずつ整えていけば良いのではないでしょうか。
住まいづくりで家事を楽にできるポイント

セカンド冷凍庫を置く場所を考える
最近はセカンド冷凍庫を導入する家庭も増えています。
ただし大切なのは、買うことではなく置く場所です。
キッチンから遠い場所にあると使わなくなってしまいます。
どこに置けば使いやすいのか。住まいづくりの段階で考えておくことが大切です。
パントリーは収納量より取り出しやすさ
収納は大きければ良いというものではありません。
奥にしまい込んだ食品を忘れてしまい、気が付けば賞味期限切れになっていた。
そんな経験はないでしょうか。
大切なのは収納量よりも取り出しやすさです。
洗濯動線を短くする
洗う。
干す。
取り込む。
片付ける。
この移動距離が長いほど家事は負担になります。
住まいづくりでは、洗濯動線を短くするだけでも日々の負担が大きく変わります。
お掃除ロボットが動きやすい家にする
お掃除ロボットを使いたいと思っていても、床に物が多いと十分に活躍できません。
ロボットを導入するだけではなく、
「物を置かなくて済む収納」
こういったことも一緒に考えることが大切です。
ゴミ箱の置き場所を先に考える
意外と見落とされるのがゴミ箱です。
キッチンの近くに置くのか。
パントリーの中に置くのか。
ゴミの日までどこで保管するのか。
こうしたことを事前に考えておくと暮らしやすさが変わります。
子育て中は
「片付いている家」より「暮らしが回る家」

SNSを見ると、きれいに片付いた家がたくさん出てきます。
そうはいっても、共働きで子育て中の家庭が同じ状態を維持するのは簡単ではありません。
大切なのは、見た目の完璧さではなく暮らしが回ることです。
多少散らかっていても、ご飯が食べられる。
洗濯ができる。
こどもが元気に過ごせる。
それも十分に素敵な暮らしだと思います。
まとめ|家事を頑張るのではなく住まいで助けてもらう

家づくりでは、ついキッチンのデザインや収納の大きさに目が向きがちです。
しかし本当に大切なのは、「どう暮らしたいか」です。
家事が得意な人もいれば、苦手な人もいます。
何より共働きで忙しい時期もあるでしょう。
頑張ることを前提にするのではなく、頑張らなくても暮らしが回る住まい。そんな住まいを考えてみましょう。
毎日が心地いいには理由があります。
住まいづくりも同じだと、あまねこうは考えています。
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この記事を書いた人

中川 高士
中川 高士(あまねこう代表)
大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。
営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。
10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
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