暮らしに差が出る“ホンモノ”の選び方
家づくりを考えるとき、多くの方が間取りやデザインに目を奪われがちです。しかし、見た目だけでなく「素材の本質」まで意識できるかどうかが、暮らしの満足度を大きく左右します。
今回は、日常で目にした“ホンモノ”と“フェイク”の違いから、住まいづくりにおいて大切にしたい視点をお伝えします。
ステキなデザインに潜む“フェイク”とは?

ある施設で用を足すために立ち寄った際、ふと目に入ったのはTOTOのウォシュレットのリモコン。
見た目はシルバーで、周囲のステンレス製品と調和しており、一見とても上質に見えます。ところが触ってみると…素材は樹脂、つまりプラスチック。
デザイン自体は良いのですが、「金属に見えるプラスチック」という“フェイク”感が個人的には苦手です。
年月が経つと経年劣化が金属製品と並んだときに目立つのも気になります。
素材にこだわることの意味
昔の海外製ハイエンドオーディオのリモコンをご存知でしょうか。金属製でズシッと重く、ボタンを押す感触にも高級感が漂います。
一方、日本製のハイエンドオーディオは本体性能は抜群でも、リモコンはプラスチック製が多く、副材へのこだわりが弱い印象です。
こうした“副材”の質感や耐久性は、日々触れるたびに満足感の差となって表れます。
一見ムダに見えるこだわりが満足度を生む

Apple製品のパッケージも同じです。
箱は使い終わればゴミですが、開ける瞬間の体験が「自分は良い買い物をした」という高揚感を与えてくれます。
これは見た目や手触りといった五感に訴える価値を演出している好例です。
家づくりでも同じように、一見ムダに思える部分へのこだわりが、日々の暮らしの満足度を高めてくれます。
住まいづくりにも活かせる「ホンモノ」の視点

プラスチックが悪いという話ではありません。
ただ、長く暮らす住まいにおいては、見た目だけでなく「素材そのものの質感」や「経年変化の美しさ」が大切です。
自然素材の注文住宅は、この“ホンモノ”の価値を日常的に感じられる家づくりです。年月が経つほど味わいが増す木や漆喰などの素材は、暮らす人に安心感と豊かさを与えます。
まとめ

- 見た目だけでなく本質的な素材選びが暮らしの満足度を左右する
- 「ホンモノ」は経年変化も楽しめる
- 自然素材の家づくりは、その価値を日常で感じられる選択肢
西京区で自然素材の注文住宅を検討される際は、見た目だけでなく、その素材が持つ本質的な価値にも目を向けてみてください。
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この記事を書いた人

中川 高士
中川 高士(あまねこう代表)
大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。
営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。
10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
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