「現場調査・敷地調査・物件調査」業界用語を解説します 京都で住まいづくりを提供する「あまねこう」の中川です。注文住宅でもリフォームでも現場、現地の情報はとても重要です。業界の中では「現地調査」という言葉を頻繁に使うのですが、さて、この「現地調査」って何をするのか。紹介いたします。 ▶︎現地調査と敷地調査と物件調査 調査といってもやることが実は沢山あるんです。そして私たちは現地調査、敷地調査、物件調査と言葉を使い分けています。紐解いてみましょう。 先に結論を書くと、それぞれに明確な違いはありません。調査する主目的が何かという意味で使い分けている気がします。 現地調査とは文字通り現地に行くことが主たる目的です。リフォームから注文住宅まで使える言葉で、現地にて寸法を測ったり周囲の環境を確認したりします。 敷地調査は同じ意味合いなのですが、中川が在籍していた大手ハウスメーカーでは、法的規制や権利関係を調べる役所調査や法務調査も含めて敷地調査と呼んでいました。 ▶︎物件調査と物件確認 物件調査は不動産会社の方が頻繁に使うイメージがあります。不動産会社さんの場合は建築と違って、この中に法的な規制や権利関係を調べる役所調査と法務調査が含まれています。 以前知り合いの社長が物件調査のことを「物確(ぶっかく)」と言ってました。あくまで中川の主観ですが「物確」は物件確認。不動産の買主様が購入したいと思う不動産物件が「まだ販売中かどうか」を確認することを物件確認と呼んでいたので、すごく違和感を感じたことを思い出します。 とはいえ、言葉遊びみたいなものですから、このことでお客様の不利益につながるわけではありませんのでご安心ください。業界変われば言葉も変わり符牒(ふちょう)も変わります。符牒ってなに?と思った方、調べてみてくださいね。 この記事を書いた人 中川 高士:あまねこう代表 営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。 こんなお客さまに 住まいづくりで悩んでいる方々へ 「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」「いろいろ勉強してからスタートしたい」そんな人は、 いい住まいを建てたいなら、いい住まいづくりをしないと失敗します。成功する住まいづくりのタネをお伝えします。営業活動はしませんので、安心してご相談ください。 こんなお客さまに 住まいづくりで悩んでいる方々へ 「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」「いろいろ勉強してからスタートしたい」 良い住まいを建てたいなら、良い住まいづくりをしないと失敗します。営業活動はしませんので、安心してご相談ください。