こんにちは。京都市西京区で自然素材の注文住宅を手がける「あまねこう」の中川です。

今回は、玄関や窓枠などでよく使われる木材「框(かまち)」の加工技術についてご紹介します。普段あまり意識されない部分ですが、実は大工さんの「腕」が試される、とても重要な施工箇所なのです。

框(かまち)の「留め加工」とは?

住まいの顔・玄関で映える職人技

画像のように、框を斜め45度で繋ぐ技術を「留め(とめ)加工」と言います。

単に板を直角につなぐのではなく、角を斜めにカットし、美しく収めるための高度な技術です。

このような留め加工は、特に玄関まわりの框に使われることが多く、「住まいの顔」となる場所を美しく見せてくれます。1度のズレでも隙間が生まれてしまうため、寸分の狂いも許されない、まさに職人の技が光る部分です。

「いも継ぎ」との違いは?

最近の施工との違いを比較

最近の住宅では、框を直角に繋ぐ「いも継ぎ」と呼ばれる加工が増えています。いも継ぎというのは部材を直方向に当てて接合する技術。

いも継ぎも、合わさった面を揃えて段差がないように仕上げるという技術が必要ですが、見た目や仕上がりの美しさでは留め加工に軍配が上がると思います。

技術が必要な加工は、大工さんの腕次第

「できない」大工もいるという現実

以前、一級建築士のご夫婦の住宅を建てさせていただいた際、対面キッチンのカウンターをL字型に設置するプランをご提案したところ、奥様から驚きの返答がありました。

「勤務先(大手住宅メーカー)の大工では、その加工ができないため、留め加工は禁止されています」とのこと。

大手住宅メーカーでは、品質の統一のために加工方法を制限することがあります。しかし、その裏には「技術的にできない」という現実もあるようです。

技術の継承が難しい時代に

現在、大工さんの高齢化や人手不足により、こうした繊細な加工をできる職人が減ってきています。中川自身、こうした技術が失われていくことに危機感を抱いています。

だからこそ、住まいづくりにおいては「見えない部分」「気づかれにくい部分」こそ大切に。

細部にこだわった美しい仕上がりが、長く愛される家づくりにつながると信じています。

京都市西京区で注文住宅をお考えの方は、ぜひ「あまねこう」までご相談ください。

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京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。

たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。

土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士

中川 高士(あまねこう代表)

大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。

営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。

10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。

【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員

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