
マイホームを考え始めると、土地や建物のことに目が行きやすくなります。
間取り。
性能。
素材。
デザイン。
もちろん、どれも大切です。
が、住まいづくりでは「お金の制度」を知っておくことも、とても大切です。
住宅ローンの選び方や、利用できる制度によって、毎月の返済や総返済額が変わることがあります。
今回は、子育て世帯や若年夫婦世帯の方に関係する可能性がある、【フラット35】子育てプラスについて整理します。
京都市で住まいづくりを手掛ける「あまねこう」では、家を建てることだけではなく、建てたあとも無理なく暮らせるかどうかを大切に考えています。
結論|こどもの人数によってフラット35の金利が下がる制度があります
結論から言うと、【フラット35】には、子育て世帯や若年夫婦世帯を対象に、金利が一定期間引き下げられる制度があります。
それが、【フラット35】子育てプラスです。
こどもの人数などに応じてポイントが加算され、そのポイントに応じて借入金利が引き下げられる仕組みです。
たとえば、こども1人の場合は1ポイント。
こども2人の場合は2ポイント。
こども3人の場合は3ポイント。
というように、家族構成によって金利引下げの内容が変わります。
住まいづくりを考えるうえで、こうした制度を知らないまま進めてしまうのは、少しもったいないと思います。
フラット35とは?

まず、フラット35という住宅ローンを耳にしたことがある方も多いと思います。
フラット35は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して扱っている住宅ローンです。
大きな特徴は、全期間固定金利であることです。
つまり、借り入れたときに決まった金利が、返済終了まで変わりません。
変動金利のように、将来の金利上昇によって返済額が変わる心配が少ないため、長期的な返済計画を立てやすいという特徴があります。
もちろん、フラット35が誰にとっても一番良いというわけではありません。
民間金融機関の住宅ローンが合う方もいます。
ただ、子育て世帯や若年夫婦世帯の場合、今回のような金利引下げ制度が使える可能性があるため、選択肢のひとつとして知っておきたい制度です。
フラット35子育てプラスとは?

【フラット35】子育てプラスは、子育て世帯や若年夫婦世帯の住宅取得を支援するための制度です。
こどもの人数などに応じてポイントが加算され、そのポイントに応じて金利が一定期間引き下げられます。
これまでの住宅ローンの優遇制度は、省エネ性能や耐震性など、住宅の性能に関するものが中心でした。
もちろん、性能の高い住宅をつくることは大切です。
が、今回の制度で特徴的なのは、住宅の性能だけではなく、こどもの人数や若年夫婦世帯であることも金利引下げの対象になる点です。
これは、子育て世帯の住まいづくりを支える制度として、とても大きいと思います。
こどもの人数によって金利引下げのポイントが変わります

フラット35子育てプラスでは、こどもの人数などに応じてポイントが加算されます。
1ポイントあたり、5年間、年0.25%の金利引下げとなります。
たとえば、
こども1人の場合は、当初5年間、年0.25%の金利引下げ。
こども2人の場合は、当初5年間、年0.50%の金利引下げ。
こども3人の場合は、当初5年間、年0.75%の金利引下げ。
という形です。
こどもの人数だけでなく、住宅性能に関する金利引下げメニューなどと組み合わせられる場合もあります。
そのため、実際にどのくらい金利が下がるかは、家族構成や住宅の性能、利用する制度の組み合わせによって変わります。
ここは必ず、金融機関や住宅金融支援機構の最新情報を確認してください。
子育て世帯ほど、住まいにかかる負担は大きくなりやすい

こどもがいるご家庭ほど、住まいに求めることは増えやすくなります。
部屋数。
収納。
通学。
家事動線。
こどもが安心して過ごせる環境。
将来の教育費。
住まいだけでなく、暮らし全体にかかるお金も大きくなります。
だからこそ、住宅ローンの金利が少しでも下がる制度があるなら、事前に知っておくことは大切です。
家づくりは、建物の金額だけで考えるものではありません。
住宅ローン、税金、保険、メンテナンス、教育費。
そうしたものを含めて、暮らしながら無理なく払えるかどうかを考える必要があります。
住宅性能と組み合わせて考えることも大切です

フラット35には、子育てプラス以外にも金利引下げにつながる制度があります。
たとえば、省エネルギー性や耐震性など、住宅の性能に関するメニューです。
子育てプラスと住宅性能の制度を組み合わせることで、金利引下げの内容が変わる場合があります。
ここは、住まいづくりとお金の話がつながる部分です。
性能の高い家をつくることは、ただ制度上のメリットがあるからだけではありません。
毎日の暮らしを快適にすること。
光熱費を抑えること。
暑さ寒さのストレスを減らすこと。
長く安心して暮らせること。
そういう意味でも大切です。
制度を使うためだけに家を考えるのではなく、暮らしに必要な性能を考え、そのうえで使える制度があるかを確認する。
この順番が良いと思います。
注意したいのは、制度ありきで家を決めないこと
金利が下がる制度があると聞くと、とても魅力的に感じます。
もちろん、使えるなら使った方が良い制度です。
ただし、制度ありきで家づくりを進めるのは注意が必要です。
大切なのは、
自分たちに必要な住まいかどうか。
無理のない予算かどうか。
建てたあとも暮らしやすいかどうか。
この部分です。
金利が下がるからといって、予算を上げすぎてしまうと、結局毎月の返済が苦しくなることがあります。
住宅ローンは、借りられる金額ではなく、返しながら暮らせる金額で考えることが大切です。
フラット35子育てプラスは最新情報の確認が必要です
フラット35子育てプラスには、対象となる世帯や利用条件があります。
また、予算金額があり、予算に達する見込みとなった場合には受付が終了することがあります。
そのため、記事を読んだ時点で制度が使えるかどうかは、必ず最新情報を確認してください。
住宅ローンの制度は、年度や予算、制度変更によって内容が変わることがあります。
インターネットで一度読んだ情報だけで判断するのではなく、実際に検討する段階では、金融機関や住宅金融支援機構の公式情報を確認することが大切です。
まとめ
こどもがいるご家庭や若年夫婦世帯の場合、【フラット35】子育てプラスによって、住宅ローンの金利が一定期間引き下げられる可能性があります。
こどもの人数などに応じてポイントが加算され、金利引下げの内容が変わる仕組みです。
子育て世帯は、住まいに求めることも、暮らしにかかるお金も大きくなりやすいです。
だからこそ、住宅ローンや制度の情報を早めに知っておくことは大切です。
ただし、制度があるから家を買うのではありません。
大切なのは、自分たちの暮らしに合った住まいを、無理のない予算で考えることです。
住まいづくりでは、建物のことだけでなく、お金のことも一緒に整理していきましょう。
京都市で家を建てるなら
地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
中川 高士(あまねこう代表)
大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。
営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。
10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。
【保有資格・公的な役職】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産評価審査委員会委員
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