みなさんこんにちは。西京区で自然素材を採用した住まいづくりを行う「あまねこう」の中川です。
早速ですが、「登記費用」という言葉を聞いたことがあると思います。マイホームの購入の際に係る諸経費として代表的ですね。
でもこの登記費用、プロでもちゃんと説明できる人は少ないような気がします。
例えば、
「名義をお客様の名前にするんです」「住宅ローンを借りた際に担保であるということを記載されるんです」というような説明をしていると思います。
間違いではないのですが、諸費用を少しでも安く抑えたいと考えるお客様にとっては不親切な説明です。では、どういうことなのでしょうか。
その前にマイホーム取得における代表的な登記費用の内訳は、
・滅失登記
・所有権移転登記
・表示(表題)登記
・所有権保存登記
・抵当設定登記
こんな感じです。それぞれがどういうことか、ということは今日は説明しません。登記費用の中身に注目します。要するに登記費用は、
登録免許税 + 司法書士報酬 + 経費
簡単に書くと中身・内訳はこういうことなんです。税金なんですよね。登記費用って。そしてそこに諸経費が係る。
「登記費用って司法書士に頼むのでどこに頼んでも同じですよ」なんて説明するプロもいます。
そんなことはありません。
税金ですから、その税金の仕組みを知ってさえいれば節約できるケースも存在します。さらに住宅会社の手配で司法書士に登記を依頼することが多いので、司法書士から住宅会社に「紹介手数料」が渡されるケースもあります。
この場合、司法書士は紹介手数料の分だけ司法書士報酬を高くする必要が発生します。そうしないと、登記費用のほとんどが税金と交通費などの必要経費ですから仕事としての利益が出ません。
ということは、金額の高い登記費用をお客さんが払うことになるんですね。
「諸経費ってどこで支払っても同じくらいなんだよね」、とか、「銀行さんが手配してるから大丈夫だよね」、となんとなく思ってしまいませんか。
「住まいづくり」というのは、このようなことをちゃんと紐解いてお客様に説明し、しっかりと紡いでいくことだと私たちは思っています。
マイホームの計画を失敗しないようにするためには、正しい住まいづくりをやってまいりましょう。