
家づくりを進めていると、
「住宅ローンの契約は新住所でするの?」
「住民票はいつ移せばいいんですか?」
「登記と関係があるって聞いたけどよく分からない」
という質問を受けることがあります。
実は住宅ローン契約の住所については、新住所と旧住所のどちらが正解というわけではありません。
金融機関や手続きの進め方によって異なるためです。
ただし、登記との関係を理解しておかないと、法律的にも後から余計な手続きや費用が発生することがあります。
今回は住宅ローン契約と住所、そして登記との関係について解説します。
住宅ローン契約とは?

金銭消費貸借契約を知ろう
住宅ローンを借りる際には、金融機関と「金銭消費貸借契約(きんせんしょうひたいしゃくけいやく)」を結びます。
少し難しい名前ですが、
「金融機関からお金を借りて、返済する約束をする契約」
のことです。
一般的には住宅ローン契約と呼ばれることが多いでしょう。
新住所と旧住所、どちらで契約するの?

結論から言うと、
新住所で契約する場合もあれば、
旧住所で契約する場合もあります。
これは金融機関ごとの取り扱いによって異なります。
住宅ローンを申し込む前に、金融機関や不動産会社、住宅会社へ確認しておくことが大切です。
なぜ住所が問題になるのか?

理由は登記です。
住宅を購入したり建築したりすると、
・所有権保存登記
・所有権移転登記
・抵当権設定登記
などの登記手続きが必要になります。
この時、住宅ローン契約の住所と登記上の住所が異なると、後から住所変更の手続きが必要になる場合があります。
新住所で契約するメリット
新住所で住宅ローン契約を行う場合、
登記上の住所と揃えやすいというメリットがあります。
場合によっては後日の住所変更登記が不要になり、手続きがシンプルになります。
司法書士から新住所への住民票移動を案内されることがあるのは、このためです。
旧住所で契約するケースもあります

一方で、住宅の完成前や引渡し前に住民票を移すことに抵抗を感じる方もいらっしゃいます。
住民票は本来、実際に生活している場所に置くものです。
そのため旧住所のまま住宅ローン契約や登記手続きを進めるケースもあります。
こちらも金融機関や司法書士の考え方によって進め方が異なるため、事前確認が重要です。
大切なのは事前に確認すること

住宅ローン契約の住所について、
「新住所が正解」
「旧住所が正解」
と一概には言えません。
金融機関のルール、
司法書士の考え方、
登記の方法によって取り扱いが変わるためです。
ただし事前に確認しておけば、
・余計な手続き
・追加費用
・スケジュールの遅れ
を避けることができます。
まとめ

住宅ローン契約の住所は、新住所と旧住所のどちらにもケースがあります。
大切なのは、
「どちらが正しいか」
ではなく、
「自分のケースではどちらが適切か」
を事前に確認することです。
家づくりは住宅ローンだけでも専門用語が多く、分かりにくいことがたくさんあります。
あまねこうでは、家づくりそのものだけではなく、住宅ローンや登記、不動産購入時の注意点についても分かりやすくお伝えしています。
分からないことがあれば、お気軽にご相談ください。
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この記事を書いた人

中川 高士
中川 高士(あまねこう代表)
大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。
営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。
10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
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