
住まいづくりでは、間取りやキッチン、収納など間取りに関することに意識が向くと思います。
ただ、想像しみてみてください。実際の暮らしで、毎日必ず使う場所はどこでしょうか。
その中には、
・駐車場
・玄関アプローチ
・外まわりの動線
これらの場所があると思います。
外構は「最後に考えるもの」と思われがちですが、暮らしやすさに大きく関わる部分だということがわかります。
今回は、外構計画と生活動線の関係についてご紹介します。
外構は「見た目」だけではありません

外構というと、
・おしゃれな門柱
・植栽
・カーポート
など、ほとんどの人がデザインをイメージされると思います。
もちろん、見た目も大切です。
けれど実際には、毎日の使いやすさに直結する部分だということは前述しました。
例えば、
・車から玄関までの距離は
・雨の日に動きやすいかどうか
・荷物を運ぶ動線は確保できているか
・自転車の置き場所はあるか?
などなど、暮らし始めてから毎日関係してくるわけです。
覚えておいて欲しいのは、外構は「最後に余った予算で考えるもの」ではなく、建物計画と一緒に考えておきたい部分だということです。
駐車場の位置で暮らしやすさは変わる

毎日の荷物運びを考える
駐車場は、ただ車を停める場所ではありません。
買い物帰りや、雨の日、こどもを抱っこしている時、などなど。
そんな日常を考えると、駐車場から玄関までの距離は意外と重要です。
「駐車スペースは確保できた。でも毎日の移動が少し大変」
ということもあります。
図面だけでは気付きにくい部分ですが、暮らし始めると差が出やすいところです。
車の出し入れのしやすさも大切
駐車場の広さだけでなく、
・切り返しやすいか
・道路へ出やすいか
・乗り降りしやすいか
このようなことも重要です。
特に京都市内の住宅地では、前面道路が広くないケースも多いため、配置計画は慎重に考える必要があります。
玄関アプローチは毎日の動線になる

雨の日にストレスが少ないか
玄関アプローチも、見た目だけではありません。
例えば、
・濡れにくい動線になっているか
・段差が多すぎないか
・夜でも歩きやすいか
こういったことは、毎日の小さな使いやすさにつながります。
暮らし始めてから、
「ここ、意外と使いにくかったな」
と感じにくいように考えたい部分です。
将来まで考えることも大切
若いうちは気にならなくても、
・階段の多さ
・急なスロープ
・狭い通路
などは、将来的に負担になります。
長く暮らす家だからこそ、今だけでなく将来まで考えておきたい部分です。
外構と生活動線はつながっています

住まいづくりでは、室内の動線を考える人の方が多いでしょう。
しかし実際には、生活動線は外から始まっています。
例えば、
「車を停める」
↓
「玄関へ入る」
↓
「荷物を置く」
↓
「キッチンへ向かう」
という流れも、毎日の生活動線です。
建物だけでなく、外構も含めて考えることで、暮らしやすさは大きく変わります。
京都市の家づくりでは外構計画も重要です

京都市内では、
・高低差のある土地
・奥行きの深い土地
・道路幅が狭い土地
こういった条件の土地がたくさんあります。
そのため、建物だけを考えてしまうと、
「駐車しにくい」
「玄関まで遠い」
「自転車の置き場所がない」
などなど、後々気付くこともあります。
建物と外構を別々に考えるのではなく、暮らし全体として考えることが大切です。
まとめ|毎日の使いやすさは外構でも変わります

外構は、家が完成した後に工事をするイメージを持つ人が本当に多いのです。
しかし実際には、暮らしやすさに大きく関わる部分。
駐車場。
玄関アプローチ。
毎日の生活動線。
こうした部分を建物計画と一緒に考えれば、住み始めてからの小さなストレスを減らすことにつながります。
住まいづくりでは、室内だけでなく「外から始まる暮らし」まで考えるように、心からおすすめします。
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この記事を書いた人

中川 高士
中川 高士(あまねこう代表)
大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。
営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。
10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
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