家づくりを考え始めると、

「この土地ならどんな家が建つのだろう?」

と気になると思います。

土地の広さや価格は確認していても、

「どれくらいの大きさの家が建てられるのか」

間取りへの夢が広がるばかりで、まさか思い通り建たないとは想像しにくいと思います。

そこで知っておきたいのが「容積率(ようせきりつ)」というルールです。

聞き慣れない言葉ですが、家全体の広さや部屋数、収納の大きさにも関わる大切なルールです。

今回は家づくり初心者の方向けに、容積率についてわかりやすく解説します。

容積率って何?

容積率(ようせきりつ)とは、

土地の面積に対して、どれくらいの延床面積(家全体の床面積)を建てられるかを示す割合

のこと。

例えば100㎡の土地で容積率が100%の場合、

建物全体の延床面積は100㎡まで。

容積率が200%なら、

延床面積200㎡まで建築できるということになります。

家づくりでは、

「何階建てにできるか」

よりも、

「家全体でどれくらいの広さを確保できるか」

を決めるルールだと考えるとわかりやすいと思います。

建ぺい率との違いは?

別の記事で解説した「建ぺい率」と混同されることがあります。

建ぺい率は、

建物を真上から見た面積

を決めるルール。

一方で容積率は、

家全体の床面積

を決めるルールです。

例えば、

・1階の大きさは建ぺい率
・家全体の大きさは容積率

というイメージです。

土地選びでは、この2つをセットで確認することが大切です。

建物の大きさを考えるうえでは、容積率だけでなく「建ぺい率」もあわせて確認しておくことが大切です。

建ぺい率は、建物を真上から見たときに、土地に対してどれくらいの面積を建てられるかを示すルールです。

→ 『思ったより家が小さい?家を建てる前に知っておきたい建ぺい率の話

容積率が原因で希望の間取りが入らないことも

容積率によっては、

「思ったより部屋数が取れない」

ということがあります。

例えば、

・子ども部屋をもう一部屋作りたい
・ファミリークローゼットが欲しい
・書斎スペースを作りたい
・広いリビングにしたい

そんな希望があっても、

容積率の制限によって家全体の広さが不足することがあります。

土地の広さだけを見ていると、

後から間取りづくりで悩むことも少なくありません。

家づくり初心者が気を付けたい3つのポイント

建ぺい率と容積率をセットで確認する

土地購入して建物を計画している方は

建ぺい率だけでなく容積率も確認しましょう。

建ぺい率が大きくても、容積率が小さい場合は思ったほど広い家にならないことがあります。

土地の広さだけで判断しない

同じ100㎡の土地でも、

容積率によって建てられる家の大きさは変わります。

土地の価格や面積だけではなく、

「どんな家が建つのか」

という視点で考えることが大切です。

土地契約前に住宅会社へ相談する

土地を購入した後で、

「希望の間取りが入らない」

というケースはかなりあります。

不動産会社は土地の専門家ですが、

建物の計画は住宅会社や工務店の得意分野です。

土地探しの段階から相談しておくと安心です。

京都市でも地域によって容積率は異なります

京都市内でも地域によって容積率は異なります。

住宅地や商業地など用途地域によって容積率は変わります。

さらに、実は道路の幅も容積率の計算に関わってきます。

そのため、

「同じくらいの土地だから同じ家が建つ」

とは限りません。

土地ごとの条件を確認しながら計画を進めることが大切です。

まとめ

容積率は、

家全体の広さを決める大切なルール

です。

土地が広く見えても、

容積率によっては希望する部屋数や収納スペースが確保できないこともあります。

土地選びでは、

建ぺい率と容積率の両方を確認しながら、

どんな暮らしが実現できるのかを考えることが大切です。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。

たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。

土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士

中川 高士(あまねこう代表)

大手ハウスメーカーから地域ビルダー、小規模工務店まで30年以上の建築経験を持つ。

営業から現場管理まで一貫して携わり、現在は京都で自然素材を活かした住まいづくりを提案。

10年後に「この家でよかった」
と思える暮らしが増えることで、地域が豊かになることを目指す。

【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員

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