京都市など都心部では、庭を楽しみたいのだけど難しいと感じている人も多いのではないでしょうか。そんな時に一工夫で季節を感じる庭を作れるかもしれません。
小さな庭で季節を味わう

春、夏、秋、冬。季節を味わう窓の工夫を一つ紹介いたします。
京都のような都心部だと広い庭はなかなか望めません。逆に狭い空間を利用した庭と窓、カーテン( プリーツスクリーン)で視覚的に工夫をしてみませんか。
窓の向こうは数十cmしかありません。
和室に普通の掃き出し窓です。しかし内障子ではなくプリーツスクリーンを採用しています。窓の下部三分の一ほどを擦り上げ、窓の下に目線が行くようにしています。
ちょっとした坪庭みたいに見せています。そしてその奥には竹調のフェンス。しかし、竹調のフェンスってとても高価なんです。何やら大きな予算が必要な雰囲気ですがそんなことはありません。
答えを明かします。
目線を利用して錯覚を起こさせる

プリーツスクリーンを完全に上げてしまえばこの通り。竹調のフェンスは、高さもワイドも窓から見える必要な分だけ施工しています。
下から覗けばお隣さんが見えています。必要な部分だけ切り取って見えるようにしているわけです。住まいづくり真っ最中で、お庭やスペースで悩んでいる方がいらっしゃったら参考になるのではないでしょうか。
地窓(下窓)にすると、カッコいいですし雰囲気も楽しめます。しかし窓を小さくすることに不安がある人も多いことでしょう。
そんな時、大きな窓を設置するんだけど日常は小さくて良い、と割りきればこのような工夫が活きてきます。
季節を楽しむ庭を窓で工夫

いかがでしょうか。
人間の目というものは見たいものを見るようにできています。また日常では細かい部分をチェックするように家を見ることもないでしょう。
欲しい雰囲気をイメージして、切り取って見せる、魅せるという工夫でぜひ素敵なマイホームを実現してください。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。
2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。
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