みなさんこんにちは。京都市西京区でリノベーション・注文住宅を手掛ける「あまねこう」工事担当の中川です。
住まいづくりにおいて「窓(サッシ)」をどう考えるかは大切なポイントです。断熱性能や採光、カーテンの種類など検討する要素はさまざまですが、今回はその中でも『狭い場所にある窓をどう活かすか』についてご紹介します。
お隣との境界にある窓の工夫

今回ご紹介するのは、お隣の家との境界に設けた窓。できるだけ光を取り入れたいという理由で、背の高い「掃き出し窓」を採用しました。
ただし課題がひとつ。カーテンを開けるとお隣と視線が合ってしまうのです。光を入れたいけれど、プライバシーも守りたい——そんな矛盾をどう解決するかがポイントでした。
地窓風に使うことで光と視線を両立

ここで採用したのが「地窓風に利用する」という工夫です。窓全体を常に開けるのではなく、下部をメインに活用することで、地窓のように低い位置から外を切り取る景色を楽しめます。
実際の地窓(床に近い小さな窓)では光が不足しますが、掃き出し窓を地窓風にアレンジすることで、十分な採光を確保しつつ視線の問題も解決できました。
季節を感じる小さな窓の役割

こうした窓の工夫は、ただ光を取り込むだけではなく、季節の移ろいを楽しむきっかけにもなります。狭い場所だからこそ、限られた景色を切り取る窓の魅力が際立ちます。
まとめ
- 狭い場所の窓も工夫次第で有効に活用できる
- 掃き出し窓を「地窓風」に使うことで、採光とプライバシーを両立
- 窓は光だけでなく、季節を楽しむアイテムにもなる
西京区でのリノベーション・注文住宅の事例として、ぜひ参考にしてみてください。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
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