リビングの真ん中にエアコンを設置
本来は工事の終盤に設置するエアコンなのですが、今回のお住まいでは1台だけ先に設置します。
リビングの真ん中にエアコンを設置するのです。仕上げ工事の前に1台だけ設置しました。以前に家具製作をしたBOXに設置したわけです。
以前の記事「家の真ん中にエアコンを設置します」をご参照ください。
隠蔽配管と思いきや
ところで、一戸建てでエアコンの隠蔽配管は最近めっきり減ったと思います。隠蔽配管とはエアコンの配管を壁の中に隠すこと。
エアコンの配管が隠れるので、見た目はすっきりと設置できます。しかしエアコンが壊れ交換したりする際に壁をめくることができません。
採用するエアコンが限定されたり、壁工事無しでは最悪交換できない、というようなこともありえます。
今回の工事を一見隠蔽配管です。安心してください。見えています。
リビングの横、画像でいうエアコンの後ろは洗面室。洗面室には床下点検口があります。エアコンの配管は真下に伸ばし基礎の中に入れています。
またエアコンの後ろは洗面所の収納になっていて、ラワン材をビス留めで仕上げ。要するにビスを解けばエアコンの配管が顕になる仕掛けです。エアコンの交換やメンテナンスができる仕組みになっています。
間取り考える際、お客様の要望と後々のメンテナンス、その他様々なことのバランスを取らなければなりません。リビングのエアコンを家の真ん中に設置し、洗面所の収納と重ねて配管を隠す。設計の先生に脱帽です。
こちらの工事も現在が佳境です。年内のお引き渡しに向けラストスパートです。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。
地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことが皆さんの大きな安心へとつながることと思います。
この記事を書いた人
中川 高士:あまねこう代表
営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。
業界経験は28年を超える。
実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。
2023年に独立。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。
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