
こんにちは、京都市西京区で自然素材の家づくりやリフォームを手がけている「あまねこう」の中川です。
リフォーム工事が始まると、ふと気になるのがこんな疑問ではないでしょうか?
- 職人さんのトイレって、どうしてるの?
- エアコンって、つけておく必要があるの?
今回はそんな「工事中の気になること」をテーマに、事前に知っておくと安心なポイントを解説します。
職人さんのトイレ問題|勝手に使われることはある?

基本は近隣施設を利用。それでも借りるケースはある
工事中のトイレ問題について、結論からお伝えします。
近隣にトイレを借りられる場所(コンビニ、公園など)があれば、そちらを使います。
ただし、周囲にそうした施設がなければ、お施主さま宅のトイレをお借りするケースも出てきます。
大事なのは「事前の確認と相談」
ここで問題になるのが、いつその相談をするかという点です。
- 現場調査や見積もり提出のタイミングで説明するのが理想的
- 稀に、工事初日に「今日からトイレ使ってもいいですか?」という例も
突然のお願いに戸惑う方も多いので、工事会社側の責任として早めの説明が必要だと考えています。
トイレは「使わせてもらう立場」であることを忘れずに
トイレなしでは工事はできませんが、使わせてもらう前提であることを常に意識し、お客様の理解を得る姿勢が大切です。
エアコンはつけるべき?|工事中の空調トラブルを防ぐには

基本的に、エアコンを稼働させる必要はありません
工事中はほこりや破片が出ることが多いため、エアコンの室内機・室外機を養生します。
ですから、職人が勝手にエアコンを使うことはNGです。
ただし猛暑日は例外も。事前にご相談します
近年の夏の猛暑では、熱中症対策としてエアコンを使わせていただく場合もあります。
この場合も、必ずお施主さまに許可をいただいた上での使用となります。
水道と電気はどうなる?|「施主支給」が基本です
記事タイトルとは少し離れますが、トイレ・エアコンと並んでよく聞かれるのが「水」と「電気」の使用について。
業界では「施主支給」と呼ばれますが、ほとんどの工事現場で水道・電気はお借りするのが一般的です。
職人さんの手洗いや、電動工具・照明の使用など、工事の進行には欠かせないインフラとして、あらかじめご了承いただけると助かります。
まとめ|トラブルを防ぐには「事前の話し合い」が一番

- トイレは近隣施設を基本とし、やむを得ず借りる場合は事前相談が大切
- エアコンは原則使用しないが、猛暑時は許可を得た上で使うことも
- 水道・電気の使用は工事に必要不可欠なため、施主支給が基本
いずれの場合も、「知らなかった」「勝手に使われた」とならないために、事前の説明や確認がとても重要です。
リフォームは、生活空間に関わる大切な工事です。
お互いに気持ちよく工事が進むよう、私たちも丁寧な対応を心がけています。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
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