横垂木(ヨコたるき)で屋根下地

 京都市で注文住宅を手がける「あまねこう」工事担当の中川です。現在工事中の現場にて、屋根の下地が完了しています。今回の現場は「横垂木」で組んでいます。

ハシゴ|横垂木の別称です

 この横垂木、お客様にはとても分かりにくいのですが、要するに「屋根を薄く見せる」工事です。

 別名「ハシゴ」と呼ばれたりします。屋根の端っこがハシゴのように見えたりしませんか。この部分は、通常タテに施工します。屋根の勾配で施工するのですが、あえて横に向けて施工をすることで、薄く見せるわけです。

建物の外観にこだわるなら|屋根デザイン

 建物の外観デザインにおいて、屋根のデザインはとても重要です。屋根のデザイン、というと「切妻」や「片流れ」のような屋根の形状を指すことがほとんどですが、屋根の分厚さはとても大切です。

 棟上げの際、お客様が置かれている材料に「垂木」と書いてあり「あれはなんですか?」と質問されたのでお答えしました。その際、横垂木のことも説明したのですが、どうも分かりにくかったようです(笑)

 お客様にわかりやすく伝える訓練が中川には必要です。精進いたします。

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。