マンションリノベーション、予算はいくら必要か/京都市の住宅会社「あまねこう」

　京都市西京区でリノベーションを手がける「あまねこう」の中川です。最近マンションのリノベーション工事をいくつか請けています。見積もりをたくさんしていると、なんとなくこれくらいは必要だな、と言う傾向が見えてきました。注意点とともに参考になればと思います。

◼︎基本的な工事を一定の条件で予算化してみました

とはいえ、工事の内容はお客様によって違うので一概には「いくら」とは言えません。そんなわけで基本のルールを考えてみました。

・占有面積60m2くらい
・エレベーター有り
・駐車スペース有り（トラック・ダンプの搬入が可能である）
・解体撤去工事（スケルトン）
　一部を除き壁、天井を全て撤去/残置物の撤去処分は別途
・キッチン、トイレ、洗面、ユニットバス1216サイズ
　中程度のグレードとする
・和室を無くし全てマンション用のフローリング
・内装はリフォーム用のクロス（厚みがある）
・間取り変更におけるマンションの防災設備は別途

このような条件を基本として、税込700万円くらいかなという感じです。

◼︎リノベーションにおける予算の注意点

マンションリノベーション工事は下記のような注意するポイントがあるので知っておいてください。

・床下地を新しくやり変えることが多い
・間取りの変更に細かい造作（家具工事など）を伴う
・無垢素材、自然素材の採用など日数の必要な工事がある
・断熱サッシを既存窓に設置（補助金の対象になる場合があります）
・その他工事

　こういった条件が加わることは多く、その際は予算が必要になります。特に床下地のやり替えは結構重要なので、リフォームとは工事の規模が比較になりません。
　このような条件を含めると中川の経験上では1000万円くらいの工事になることが想定されます。
　最大3000万円を越える工事を行なったことがあります。500万円くらいに収めた施工もありますので、計画の際に予算をしっかりとお伝えいただくことが大切だと思います。