京都市西京区でリノベーション工事を手がけるあまねこうの中川です。

最近、築年数が結構経っているお住まいの現地調査に行く機会が増えています。先日も50年ほど前に建てられた木造住宅の調査に行ったのですが、全て和室で設えられた素敵なお住まいで、和室には立派な欄間があり、リノベーションをするのが勿体無いと思ってしまいました。改めて和室と洋室のバランスを考えてみたいと思います。

◼︎和室の需要が減っている?

和室の需要が減っているという情報は以前からあります。国産の畳(いぐさ)の供給はかなり減少していて、このままだと10年以内に国産の畳は無くなってしまうとも言われています。

一方で輸入によるいぐさで畳を作ると安価なので、そちらにシフトしているとも考えられます。いずれにせよ数年前のデータではありますが住環境研究所によると和室は減っているようです。

◼︎子育て世代に向けて和室の捉え方が変わってきた

一方で、子育て世代では和室の需要が持ち直しているという話も。これは子供を遊ばせたり、寝かせたりするスペースとして取り入れようという可能性が高いと思います。

畳を敷いただけのタタミスペースや、洋室に畳敷き、その他いろいろなスタイルが最近では見受けられます。古くからの和室も良いですが、日本の文化として、まだまだ大切にされているのだと思います。

以前にも紹介したリビングと和室のつながりの部分のデザイン。こういった知恵も和室があるからこそ。ライフプランの中で和室や畳のスペースがうまく取り入れられるといいですね。

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