京都市西京区で住まいづくりを手がける「あまねこう」の中川です。住まいづくり中の方もすでにマイホームを持っている方も家の修繕費が気になりませんか。メンテナンスが必要のない住まいはありません。住まいに関する修繕費を今日は設備の観点で紹介いたします。

◼︎住宅設備機器と呼ばれる「モノ」

 設備というのはエアコン、給湯器、キッチンなど物のこと。壊れてします物ですね。全部を紹介できないので常々あまねこうのお客様によくお話しするものを二つ。

◼︎高性能な最新トイレにご注意を

 結論から書くと便座一体型の高性能トイレは壊れたときに厄介です。部品の保管期間も決まっており、この期間が過ぎると部品すらないことが多く全てを交換となります。おそらく交換費用を含めて2~30万円はかかるだろうと。

 ひと昔前のトイレは便器と便座が分かれていました。基本的に壊れるのはウォシュレット・シャワートイレなどの機械の部分。タンクや便器は陶器ですから機械ではなく壊れません。メンテ、ランニング重視の方は要チェックです。

◼︎エアコンはシンプルな機種選びと冷暖房能力を確認する

 寿命が数年でやってくる機械の代表はエアコン。壊れたときの交換費用が家計には痛いですね。

 部屋の帖数表示を参考に選ぶ人が多く、お店の人もそうやってオススメしますがちょっと待って。カタログに小さい字でしか記載されていませんが「能力」に記載されている数字をチェックです。よく見かける「kw」の表示のルールは曖昧なようです。なおさらちゃんとチェックです。

 画像を見ればすぐわかりますが、6帖用で暖房は最大6.2kwと記載されています。要するにこの機種の性能は暖房で最大6.2kwだということ。新築であればこれらの数値と住まいの性能を計算して、最小のエアコンを最小台数設置してやれば、交換の時期が来ても安価に済むわけです。

 この計算をしてくれる住宅会社なら選んで安心だと思います。住まいづくりはこういったことの積み重ねですね

 余談ですが先の冬に我が家のリビングのエアコンを交換しました。量販店で購入したのですが上記の計算をして設置しました。購入の際お店の人から「効かないからもっと大きな能力のものを買って」と言われましたが、この話を伝えると黙ってしまいました。エアコン屋さんは能力値の読み方を知っているので当然です。

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