住宅ローンを検討するとき、多くの方が気になるのが「金利の動き」です。

特に2024年以降、ニュースで「長期金利が上昇」という話題を目にすることが増え、「住宅ローンの金利も上がるの?」と不安に感じる人が多くなっています。

結論から言うと、長期金利が上がると“固定金利”は上がりやすい一方で、“変動金利”は長期金利とは連動していません。

ここが最も誤解されやすいポイントです。この記事では、市況と根拠に基づいて、初心者でも分かるように金利の仕組みを解説します。

長期金利とは?なぜニュースでよく話題になるのか

長期金利とは「10年国債の利回り」のこと。

国債の利回りは、国の信用度や金融政策、世界的な金利の動きに影響され、
将来の景気や物価を予測する指標として扱われます。

住宅ローンの中でも、固定金利の商品で参考にされるのが“長期金利”
そのため、長期金利が上昇すると住宅業界全体がざわつく理由はここにあります。

長期金利が上がると何が起きる?|固定金利への影響

固定金利は、将来の金利変動リスクを金融機関が負担します。そのため、基準として “長期金利” を元に金利設定が行われます。

つまり…

  • 長期金利が上がる
     → 固定金利も上がりやすい
  • 長期金利が下がる
     → 固定金利も下がりやすい

という関係が成り立ちます。

最近はインフレ傾向・円安・世界的な金利高が続くため、日本でも長期金利が上昇傾向にあり、固定金利商品も上昇しやすい状況が続いています。

一方で、変動金利は長期金利とは連動しない

ここが最重要ポイントです。

変動金利の基準となるのは 「短期金利(短期プライムレート)」

これは日銀の金融政策に強く影響されていて、短期金利は「10年国債利回り」である長期金利とは別の動き方をします。

変動金利が動きにくい理由

  • 日銀が“低金利政策”を続けている限り、短期金利は上がりづらい
  • 銀行は変動金利を住宅ローンの主力商品としているため、簡単に上げない

そのため、
長期金利が上がっても、変動金利はしばらく据え置かれることが多い
という状況が続いています。

変動と固定、どちらが良い?初心者向けの判断基準

金利の動きだけで選ぶのではなく、
「自分の暮らしのリスク許容度」で選ぶのが正解です。

  • 固定金利向き
     ・支払い額を安定させたい
     ・家計管理をしやすくしたい
     ・将来の金利上昇が心配
  • 変動金利向き
     ・返済期間が短め(10〜20年)
     ・繰り上げ返済を計画している
     ・多少リスクがあっても低金利を活かしたい

金利の動きは読めないからこそ、
“どんな暮らし方をしたいか”が選択の軸になります。

まとめ|ニュースの「長期金利上昇」に惑わされないことが大切

  • 長期金利が上がる
     → 固定金利は上がりやすい
  • 変動金利は短期金利基準のため連動しない
     → 長期金利が上がっても変動は動かない場合が多い

住宅ローンは金額が大きいため、ニュースの見出しに不安を感じがちですが、仕組みを理解すれば必要以上に心配する必要はありません。

京都市で家づくりや住まい購入を検討している方は、金利だけではなく、“自分たちの計画とリスクの許容度” を軸に考えることが大切です。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士

京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。

実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。

2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。

【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員

「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。

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