
みなさんこんにちは。京都市で注文住宅を手掛ける「あまねこう」工事担当の中川です。
基礎工事は、住まいづくりの土台となるとても重要な工程です。その中でも「型枠工事」は、基礎の形をつくりあげる大切なステップ。
シンプルな作業に見えますが、後の強度や精度に大きく関わるため、一つひとつ丁寧に進めていく必要があります。今回は京都市南区の現場で、その最初の工程である基礎外周の型枠工事を行いましたのでご紹介します。
基礎型枠工事とは?

型枠工事というのは、コンクリートを流し込むための枠を設置することです。枠と枠の間にコンクリートが流し込まれて固まり、基礎の形が出来上がっていきます。
ただし、枠を組んだらすぐに完了というわけではありません。まず建物外周の枠を組み、その後に鉄筋を組み上げます。これが「配筋」と呼ばれる作業です。
配筋と配筋検査の重要性
配筋が完了すると、必ず「配筋検査」が行われます。構造計算通り、設計図面通りに施工されているかどうかを第三者機関がチェックする工程です。これをクリアしてはじめて、次の工事に進むことができます。
コンクリート打設前の準備
検査を終えた後は、残りの型枠を組み上げ、いよいよコンクリートの打設へと進みます。ただし打設前には、給排水やガスの配管用に「ボイド」または「スリーブ管」と呼ばれる管を仕込んでおく必要があります。これを忘れると後々大きな手戻りになってしまうため、非常に重要な作業です。
まとめ
型枠工事とひとことで言っても、周到な準備と確認が欠かせません。外周枠を組み、配筋を行い、検査を経て次のステップへ。工事が進むごとに家の形が少しずつ見えてくるのが基礎工事の面白さでもあります。気を抜かず、一つひとつの工程を確実に積み重ねていきます。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
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