はじめに|ネットの住宅情報、全部信じて大丈夫?

家づくりやリフォームについて調べ始めると、たくさんの情報がネットに溢れていますよね。
「〇〇は絶対やめた方がいい!」「これが正解!」「この会社は危ない!」……
でも、その情報、本当に正しいのでしょうか?
この記事では、建築の現場で実際にお客様と向き合ってきた工務店として、「ネット上でよく見かける「住宅情報の嘘と本当」」を、プロ目線で解説していきます。
ネットの住宅情報、よくある「4つの誤解」

誤解①:大手ハウスメーカーなら絶対に安心
確かに、知名度や実績があると安心感はあります。
ただし、それだけで「理想の家づくり」ができるとは限りません。
本当は?
→ 大手には「規格化されたプラン」「営業と設計・施工の分業化」という仕組みが多く、柔軟性や対応力では地域の工務店に軍配が上がるケースも。
地域密着の工務店なら、一人の担当者が最初から最後まで寄り添うという安心感があります。
誤解②:「坪単価」で比較すればコスパが分かる
よく見かける「坪単価●万円!」という広告。わかりやすい指標に見えますが、実は注意が必要です。
本当は?
→ 坪単価には含まれる内容が会社によってまちまちです(例:外構や照明・給排水工事などが含まれていない)。
結果的に、契約後にオプション費用がどんどん増えるというケースも。
比較するなら、「同じ内容の見積もりをベースに、総額で比べる」ことが重要です。
誤解③:SNSやレビューで人気なら安心して依頼できる
インスタやYouTubeなどで見かける「素敵な家」。信頼できそうなレビューもたくさんあると、つい依頼したくなりますよね。
本当は?
→ SNSの写真は一瞬の見栄えや演出が中心で、実際の住みやすさや性能はわかりません。
また、レビューも「施工後すぐの感想」が多く、数年後の住み心地やトラブル対応までは見えにくいです。
家づくり・住まいづくりで大切なのは「完成した後も、相談しやすい相手かどうか」。
見た目だけで判断せず、“どんな人が施工しているか” に注目してみてください。
誤解④:どの会社も「無料相談」や「プラン提案」をしてくれるから、何社も聞いて比較すればOK
確かに比較検討は大切です。でも、たくさんの会社に相談すれば安心、というわけではありません。
本当は?
→ 多くの人が、「プランをもらって比較した結果、全部中途半端に見えてきた」と迷走してしまいます。
むしろ大切なのは、「信頼できる一社を見つけ、その会社の考えをしっかり聞く」こと。
数を追うより、自分に合う一社を見極める目を養うことが、満足度の高い家づくりへの近道です。
プロが伝えたい本音|「信頼できる情報」は“人”から生まれる

ネットの情報は便利ですが、住まいは一軒一軒、状況も人も違うものです。
どれだけたくさんの情報を見ても、「あなたの暮らしに合った答え」が載っているとは限りません。
だからこそ、「気になる工務店が見つかったら、話をしてみる」ことが一番の情報収集になります。
私たちも、「まずはお話だけでもOK」という気持ちで日々、お客様の疑問にお答えしています。
おわりに|“わからない”を“わかる”に変えるお手伝いをしています

「何が正しいのかわからない」
「この情報、信用していいのかな?」
そんな不安がある方こそ、ぜひ一度お声がけください。
京都市西京区で工務店を一人で営んでいます。小回りが利き、じっくりと対話を重ねながら進める家づくりを大切にしています。
あなたにとって本当に必要な情報を、直接・丁寧にお伝えすることをお約束します。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。
地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことが皆さんの大きな安心へとつながることと思います。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。
業界経験は28年を超える。
実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。
2023年に独立。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。
住まいづくりで悩む方々へ
「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」
いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。