フレンチブルドッグは、ユニークな見た目と愛嬌たっぷりの性格で多くの家庭に愛されている犬種です。
体がコンパクトで無駄吠えも少ないため、特にマンションやアパートなどの集合住宅での室内飼いに適しているといわれています。
しかし、飼う上での注意点や部屋の環境づくりには工夫が必要です。
この記事では、他の犬種と比べたときのフレンチブルドッグの特性や、快適に暮らすための室内環境の整え方について解説します。
フレンチブルドッグの性格と魅力

甘えん坊で人懐っこい性格
フレンチブルドッグは、飼い主とのスキンシップが大好きで、いつもそばにいたがるタイプです。
人懐っこく、初対面の人にも比較的フレンドリーに接するため、来客が多い家庭でも問題なく飼うことができます。
他の犬種と比べて、独立心が少なく甘えん坊な一面が強いのが特徴で、留守番が苦手な子も多い傾向があります。
穏やかで無駄吠えが少ない
フレンチブルドッグは基本的に穏やかな性格をしており、吠えることが少ないため、近隣トラブルになりにくいのも魅力です。
警戒心が強い犬種と比べても、神経質になりにくく、落ち着いた生活リズムに適しています。
また、興奮しすぎることが少なく、日中はソファでのんびり過ごす姿が多く見られます。
フレンチブルドッグを部屋で飼うための環境づくり

温度管理に優れた空間づくり
フレンチブルドッグは短頭種に分類され、鼻が短いために呼吸がしづらく、特に高温多湿の環境に非常に弱い犬種です。
そのため、夏場には熱中症のリスクが高く、わずかな気温上昇でも体調を崩しやすいため、日々の室温と湿度の管理が欠かせません。
エアコンの使用はもちろん、湿度計や温度計を設置して、常に適切な環境を保てるように心がけることが重要です。
部屋のレイアウトとしては、直射日光が当たらない場所にベッドを設置するのが基本です。
さらに、エアコンの風がフレンチブルドッグに直接当たらないよう、空調機器の向きや風の流れを調整することも大切です。
遮光カーテンやブラインドを用いて日差しを調節し、日中でも涼しい環境を確保しましょう。
また、サーキュレーターや扇風機を使って空気の流れをつくり、部屋全体の温度を均一に保つ工夫も効果的です。
加えて、床に冷感マットを敷くことで、犬が涼をとれる場所を用意するのもおすすめです。
足腰にやさしい床と動線の確保
フレンチブルドッグは骨格ががっしりしている一方で、関節に負担がかかりやすい体型です。
特に後ろ足や腰にトラブルを抱えやすいため、日常の生活環境には十分な配慮が必要です。
滑りやすいフローリングなどの床材は関節に負担をかけやすいため避け、クッション性のあるマットやラグを敷いて滑りにくくすることで、足腰への衝撃を軽減することができます。
マットは吸着タイプを選ぶとズレにくく、掃除も簡単になるためおすすめです。
また、ソファやベッドへのジャンプは関節に大きな負担をかけるため、避けるべき行動の一つです。
段差を安全に登れるように、ステップやスロープを設置してあげましょう。
これにより、犬が無理なく高い場所に上がることができ、関節の故障リスクを大きく下げられます。
さらに、生活動線にはなるべく障害物を置かず、犬が自由に動きやすい空間を確保することで、ストレスを軽減し、快適な暮らしにつながります。
まとめ

フレンチブルドッグは、愛嬌のある性格と飼いやすさから室内飼いに非常に適した犬種ですが、その体の特徴や性格に合わせた配慮が必要です。
温度管理や床の素材選び、レイアウトの工夫によって、快適で安全な暮らしを実現できます。
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この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。
業界経験は28年を超える。
実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。
2023年に独立。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。
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