マルチーズは、その愛らしい見た目と穏やかな性格から、室内犬として非常に人気のある犬種です。

特に高齢者や初めて犬を飼う方にも適しており、日本の住宅環境にもよく馴染みます。

本記事では、マルチーズの性格や特有の魅力、部屋で快適に飼うための環境づくりについて詳しく解説します。

マルチーズの性格と魅力

甘えん坊で人懐っこい性格

マルチーズは飼い主に対する愛情が深く、常にそばにいたがる傾向があります。

他の犬種よりも人との距離が近く、孤独を嫌うため、留守番が苦手な子も多いです。

仕事などで長時間家を空ける場合は、ペットカメラやおもちゃの設置などで寂しさを軽減する工夫が必要です。

小型で運動量が少なく、静かな生活に適している

マルチーズは体重が2〜3kg程度の小型犬で、激しい運動を必要としません。

他の活発な犬種(例:ジャックラッセルテリア)と比べて、室内での軽い遊びや散歩で十分に運動欲求が満たされます。

また、無駄吠えも少なく、集合住宅でも飼いやすい犬種です。

マルチーズを部屋で飼うための環境づくり

滑らない床と段差のないレイアウトにする

マルチーズは関節が弱いため、フローリングなどの滑りやすい床ではケガのリスクが高まります。

特に子犬や高齢犬では関節炎や膝蓋骨脱臼などのトラブルを起こしやすく、日常のちょっとした動きが大きな負担になることもあります。ジョイントマットや滑り止めカーペットを敷くことで、足腰への負担を軽減でき、転倒によるケガの予防にもつながります。

また、段差や階段はジャンプを避けるためにも、スロープを設置する、クッションや低いステップを活用するなどの工夫が効果的です。

これにより、日常の移動がより安全になり、マルチーズのストレスも軽減されます。

ケージとトイレスペースの配置を工夫する

落ち着けるケージは生活の中心になるため、リビングの人目の届く静かな場所に設置しましょう。

エアコンの直風を避ける位置が望ましいですが、適度な通気性も重要なので、季節ごとに位置を調整するのも効果的です。

ケージの中には柔らかいベッドや毛布を入れて、安心してくつろげる空間を作りましょう。

また、ケージの近くにお気に入りのおもちゃを置いてあげることで、長時間でも退屈せずに過ごせます。

トイレスペースは生活動線から少し離れた目立たない場所に設けると、愛犬も安心して使用できます。

音や人の気配が少ない場所を選ぶと、排泄の失敗も減少します。

トイレトレーの周りに防水マットを敷くと掃除も楽になりますし、周囲が汚れにくくなります。

また、臭い対策として消臭マットや換気の工夫も忘れずに行いましょう。

トイレの場所は一度決めたらなるべく変更せず、習慣づけることでマルチーズも安心して排泄ができるようになります。

まとめ

マルチーズは小型で穏やかな性格を持ち、室内での飼育に非常に適した犬種です。

人懐っこく甘えん坊な性格から、家族との密なコミュニケーションを求める一方で、安心できる環境づくりも欠かせません。

滑らない床、段差の解消、落ち着けるスペースの確保など、マルチーズの特性を理解した部屋のレイアウトを心がけましょう。

可愛いマルチーズとの暮らしがより快適で幸せなものになりますように。

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あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。
業界経験は28年を超える。
実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。
2023年に独立。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。

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