愛犬が認識できない色と住まいづくりの関係|愛犬家住宅とは

 京都市西京区でリノベーションや注文住宅を手がける「あまねこう」の中川です。突然ですが、中川は愛犬家住宅コーディネーターという資格を保有しています。わんちゃんと共に過ごす空間作りにお役に立てるかもしれません。

▶︎大事なわんちゃんにストレスをかけたくない

「愛犬にストレスをかけたくないなぁ」という想いがあると思います。家の中にわんちゃんが感じるストレスはたくさんありますが、「色」にまつわる話を紹介します。この「色」を使い分けて、わんちゃんに優しい住まいが可能になるんです。

 その前に視力の話。わんちゃんと人間の目の作りは違います。人間でいうところの視力は0.20.3くらいだろうと言われています。嗅覚が優れているので、そもそも視力に頼っていないそうです。また明るいところよりも暗いところでの方がハッキリ見えているそうです。

▶︎わんちゃんが識別できる色はなんでしょうか

 そして色の話。わんちゃんの目は人間と違い沢山の色の見分けができません。最近分かってきたのは「青色」はハッキリと認識している、ということ。これは役に立つ情報です。

 例えば、わんちゃんの生活動線に青色を取り入れると、わんちゃんはしっかりと判ってくれる、ということです。食事(食器)やトイレなどの躾、遊ぶオモチャ、そういったものに青色を取り入れれば、わんちゃんはそこに何があるか、何をするか、を学んでくれるんですね。

▶︎わんちゃんが識別できない色はなんでしょうか。

 反対に、わんちゃんが認識できない色もあります。愛犬に入ってきて欲しくない場所や動線上にこの色を使ったプランニングやコーディネートと躾を組み合わせると、人間も愛犬にも住みやすい家にすることが可能です。

 また、わんちゃんが休む場所には情報過多にならないように、わんちゃんが識別できない色で空間を造るのも良いと思います。わんちゃんにとって目に入ってくるものが少なくなるのでストレスが減るわけですね。

 愛犬家住宅はこのように間取りだけではなく、色のことも考える住まいづくりが必要になります。愛犬家住宅コーディネーターが知恵を絞り、みなさまの愛犬との暮らしをサポートいたします。

 ところで、わんちゃんが認識できないその色は赤色」「緑色」です。知っておくと便利な情報です。

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。