無添加住宅京都正規代理店・あまねこうの健康住宅はどうなっていくか

 京都市西京区でリノベーション・注文住宅を手がける「あまねこう」の中川です。早速ですが、あまねこうは株式会社無添加住宅の京都正規代理店として先日加盟いたしました。

 常々、「健康住宅とは」という内容の記事を投稿してまいりました。あまねこうの考える健康住宅にはなくてはならないものなので、少し紹介いたします。

▶︎化学物質が極めて少ない材料で建てる「無添加住宅」

※画像:株式会社無添加住宅HPより

 あまねこうの考える健康住宅は「心と身体、暮らしのストレスが圧倒的に少ない家」。この3つのうちの「身体のストレス」に大きく関係するのが無添加住宅です。

 簡単に書くと、無添加住宅は私たち工務店に建材を提供してくれる建材メーカーです。ただし、普通の建材ではなくて揮発性有機化合物、要するに化学物質の発散が極端に少ない建材だけを厳選して提供してくれます。

 国は住まいで使用する建材に含まれる化学物質を規制しています。国土交通省が司る建築基準法ではホルムアルデヒドなど「2物質」を規制。厚生労働省では13物質を規制しています。

 規制があるので、一般的な建材メーカーは研究に研究を重ね、規制値内で建材を開発、提供してくれています。良いことなのですが、シックハウス症候群や化学物質過敏症は年々増加。これはなぜなのでしょうか。

▶︎国の規制だけでは健康住宅は建てられない

※画像:株式会社無添加住宅HPより

 建材メーカーは国の規制に対応しているのにシックハウス症候群は減るどころか増えている。答えは簡単で、13物質以外の化学物質の方が圧倒的に多いからです。

 東京都環境局によると揮発性有機化合物(VOC)は200種類以上ある、と明記しています。実際にはもっと存在します。13物質だけ競争してもシックハウスが減らないのは当然のような気がします。

▶︎身体のストレスが減れば心のストレスも減る

 無添加住宅は化学的観点から、建材や素材を厳選して私たちに提供してくれています。化学物質の知識がなくても安心して材料を選ぶことができるわけです。

 身体のストレスを減らすということは、身体への配慮をするということ。無添加住宅を使うことにより、あまねこうの考える健康住宅をみなさんに提供しやすくなりました。

 そして身体のストレスが溜まると心のストレスも溜まります。心、身体、暮らし、3種類のストレスはそれぞれに相関があり、どれか一つだけを考えても健康住宅とはなりません。

※画像:株式会社無添加住宅HPより

 無添加住宅を採用しながら、みなさんが本当に快適に暮らせるようになる情報を京都から今後も発信してまいります。

※健康住宅に関して、「健康住宅ってそもそもなに?」という記事が参考になると思います。ぜひご参照ください。

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。