わんちゃん目線で家を建てる「愛犬家住宅」

 京都市西京区で注文住宅、リノベーションを手がけるあまねこうの中川です。早速ですが、わんちゃんを飼ってらっしゃる方が最近とても多くなったと感じています。そんな方々と住まいの話をすると、わんちゃんが過ごしやすくするためにはどうしたらいいのか、という相談も多くあります。

 犬を飼ってらっしゃる方にとって、わんちゃんは大切な家族です。家族が快適に暮らせるようにと考えるのは当然です。では、わんちゃん目線の住まいづくりってどんなものがあるでしょうか。

▶︎わんちゃん自身になって考えるとアイデアが湧きます

 さて、わんちゃん目線の住まいってどういうものが想像できるでしょうか。わんこも大切な家族。家族ですから健やかに長生きして欲しいと誰もが願います。そうなると、自分がわんこになって考えてみましょう。

 例えばダックスフント。胴が長いわんこですね。足が短い、という方が正解に近いのですがそもそもなぜ胴長短足なのでしょうか。

 ダックスというのはドイツ語で「アナグマ」という意味。実はダックスフントはアナグマを捕まえる狩猟犬だったのです。

(この話、愛犬家の方には知ってらっしゃる人が多いです)

 そうなると、家の中に巣穴のような空間があると喜ぶかもしれませんね。階段下やちょっとしたスペースを利用してそういった空間を造れそうです。いや、実はその前に胴長短足ということは

 ダックスフントは他の犬種と比べて足腰に負担がかかる体型をしています。ヘルニアなどには要注意。

 要するにダックスフントの習性や特徴に合わせて住まいを整えないと健康に住めないのです。

▶︎愛犬の犬種に合わせた習性や特徴に目を向ける

 愛犬という言葉をたまに聞きます。これは上から目線の言葉ではなく「愛娘」「愛孫」という言葉と同様に愛情たっぷりの言葉です。

 あまねこうの中川は「愛犬家住宅コーディネーター」という資格を持っています。わんちゃんの習性や特徴に合わせて知恵をしぼるお手伝いができると思います。

 ところで余談ですが、ダックスフント、ダックスフンド、どちらが正解だと思いますか。これはどちらも正解です(笑)

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。