現場での変更を伝えるのは当たり前。あまねこうが大切にしていることを解説します。

 京都市西京区でリノベーション工事を手がける「あまねこう」の中川です。さて早速ですが、工事をするときは内容を全て決定してからスタートするようにしています。

 しかしそれでも変更は発生します。工事中の現場に行けば「こうしておきたいな」「ここやっぱりあれが欲しいな」となるのは当然です。大切なのはそういった変更事項をどのように現場に伝えるか、です。

▶︎誰が見てもわかるようにする

 リノベーションの場合、大工さん、電気屋さん、設備屋(水道など)さんが中心です。変更が起きやすいのもこの工事の範囲です。

 画像は京都市北区での戸建てリノベーションの様子。電気のスイッチの変更がありました。もちろん電気屋さんには変更内容をメールし、口頭でも伝えます。そして現場にもメモを貼ります。

 こうしておけば、万が一電気屋さんが忘れていても、現場に来たときに思い出します。それでも忘れるようなことがあれば、大工さんが声を掛けてくれます。

(実際には忘れてません。電気屋さんの名誉のため)

▶︎コミュニケーションがとても大事です

 もう一つ重要なのは現場でのコミュニーケーション。職人さんも人間ですから人間関係の問題がたまにあります。関係が悪いと「わざわざ伝えない」という負の行動が生まれます。
(画像は京都市北区のテナントビルの改装工事。ピンクのテープのメモは大工さん用。青いテープは電気屋さん用と決めてあります)

 「あ、アイツ忘れてるけどほっておこう」となるんですね。これは誰の得もありません。もちろんそうならないように現場監督が管理するのですが、建設的な現場にはなりません。

▶︎現場の雰囲気も良くなれば、みんなが幸せになる

 こういった負の行動が起きないように、現場のコミュニケーションをとるのも現場監督の大きな責務だと思います。中川はしゃべり好きなこともあって、職人さんに可愛がってもらうことが多く、とても助かっています。

 現場で何かあると電話がかかってきて「この部分、こうなってるけど大丈夫だよね」というような連絡がちゃんとあります。その職人さんの仕事では無いにも関わらず、です。こうなるとみなさんにとっても安心だと思います。

 現場で必要な内容を伝えることは当然大事なこと。そしてコミュニーケーションを大切にするように心がけると、現場での間違いはどんどん無くなっていくのです。

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。