『住宅ローン【ペアローン】って聞いたことがありますか？』 物件が高額な場合に有効なテクニック
京都で失敗しない住まいづくりを提供する「あまねこう」の中川です。家づくり、住まいづくりの中で住宅ローンのことを考えることも多いと思います。
住宅ローンを住宅会社や工務店に任すのも一つの手ですが、知っておかないと失敗することも少なからず存在します。
今回は特にその中でも教わってもわかりにくい住宅ローン「ペアローン」を解説します。
◼︎まずは「ペアローン」を知りましょう
住宅ローンにおける「ペアローン」と呼ばれるものは文字通りペアで借りる、一緒に借りるということです。一緒に借りるとなると連帯保証のことと混同する人が多いのですが、正確に書くと「連帯債務」のことです。
難しいことは一旦置き、例えば夫婦二人がペアで借りる、ということなんです。二人とも主たる債務者になる、ここが特徴です。
◼︎ペアローンのメリットってなんですか
二人が主債務者なのでメリットも多く、例えば
・高額のローンが可能になる
・二人それぞれ住宅ローン控除が使える（条件を満たす場合）
・団体信用生命保険に二人とも加入できる
などが挙げられます。
◼︎ペアローンのデメリットってなんですか
デメリットもあり、例えば
・簡単に借り換えができない
・片方の人が亡くなって精算しても、片方には返済義務が残る
・離婚などの場合、ローンを異動するのが難しいことが多い
などなどです。中川の経験では、残念ながら離婚をされて、片方に債務を移すのが大変だったことがありました。
しかし、デメリットに当てはまる人の方が少ないので（もしも多ければそもそも金融機関が連帯債務を用意しない）、過剰な心配は不要ですが検討の必要はあります。
また連帯保証と連帯債務をちゃんと理解していない住宅営業マンもいるので、このあたりの話を担当営業マンの篩（ふるい）にしてみるのもいいかもしれませんね。
一生を左右する住宅ローンですから、担当に任せすぎることのないようお薦めいたします。
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