京都市西京区で注文住宅を手がける「あまねこう」の中川です。
住まいづくり真っ最中のお客様は住宅ローンには大きな興味があると思います。
変動金利か固定金利、どの金融機関が良い?条件の違いは?、などなど悩むポイントも多いことでしょう。

そんな中、知られているようで知らない方が多いので変動金利でのルールの一つをご紹介します。

◼︎大きく金利が上昇した際に「キャップ」をするルールがあります

変動金利を選んだ際、一番の不安は金利上昇での支払い金額のアップでしょう。「もしも金利が上昇したら?」という悩みですね。そのリスク回避のために「5年」「125%」というルールが存在します。

これは、

・「金利が上昇しても5年間は支払額を変更しない」
・「支払い金額が上昇することがあっても1.25倍を上限にする」

というルールです。これならなんとなく心構えができる、と思うかもしれませんが注意が必要です。

この上限を超える金利上昇があった場合、吸収できなかった分の増加分は支払いが最終精算として後年に回されます。未払い利息と呼ばれます。要するに一旦の支払額を一定にするだけのルールなわけです。

(ちなみに、年利1.0%・35年返済の場合、年利が2.4%まで上昇した際に1.25倍の支払いに相当します)

◼︎5年、125%ルールのない銀行がある

支払い上限のルールがあれば、なんとか日常生活はやりくりできそうです。しかし実はこのルールの適用のない銀行も存在します。

ネット銀行などです。これらネット銀行のHPにはこのルールを適用しない旨の説明が記載されています。未払い利息を顧客のデメリットと捉え常に精算するという主旨です。この場合は金利が上昇すれば支払い額は比例して上昇します。

どちらが良いかは分かりませんが、住宅ローンを借りる際には借りる銀行のルールはしっかり把握しましょう。

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