無垢材ってなに?

※一枚で作られた無垢の板のテーブル

「無垢材ってなんですか?」
「無垢っていう木があるんですか?」
と聞かれることがたまにあります。私たちプロは平気で「無垢材」と言ってしまいます。しかしお客様にとっては何のことか分かりません。いったい無垢材とはなんなのでしょうか。解説いたします。

目次

無垢という木はありません

無垢材とは「無垢という木」から取れるものではありません。天然の木そのものを無垢材と呼びます。桧も杉も、松も栗も、そのままの材料であれば無垢材と呼びます。

無垢フローリング、などとよく呼ぶのは天然の木そのものを床材にした材料のことです。

今回は詳しく触れませんが、無垢フローリングなどは表面をウレタン塗装したものもあり、そうなると無垢材の良さが全くなくなるので一定の知識や経験がないと後悔することもあるので注意が必要です。

また最近では集成材やハギ材など接着剤で接着した建材も無垢材とカテゴリライズされることも多いようです。

無垢集成材という材料があります

※米糊で作った無垢集成材のテーブル

集成材について少し補足します。集成材というのは木を接着剤で接合した材料のことです。造作材で言えば縦横に継いで作ったものを集成材と呼びます。

横方向に継いだものをハギ材と呼びます。ハギ=接ぎ、を意味します。見た目はハギ材の方が綺麗です。価格は集成材の方が安価です。

※ハギ材

※よく見ると横に継いでいるのがわかる

リボス、オスモカラー、オイルステインなど浸透系の塗装を塗ると木目がとてもはっきりします。集成材かハギ材かハッキリわかるわけです。

採用する場所によって集成材とハギ材を使い分けたりします。集成材の方が接着剤を多量に含んでいるので一般的に集成材は健康とは言えない傾向にあります。

しかし、「米糊」を使った化学接着剤を使わない集成材も存在します。身体への影響が気になる方にとっては採用しやすい集成材です。

以前、化学物質過敏症に悩むお客様に、米糊集成材で家具を作ったことがありました。健康被害もなく喜んで使用していただいたので紹介します。

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無垢集成材|ハギ材

4200mm×600mmのサイズでフリー板と呼ばれる集成材があります。ちょっとした家具を作ったり棚を作ったりするのにとても便利です。

また、最近では桧や杉のハギ材のフリー板も製品化されています。

この材料は仕入れのルートを持っていないと手に入らないこともあるので、採用したい人は工務店や住宅会社にあらかじめ確認しておいた方がよいと思います。

いずれにしても、造作を行うときにどんな材料を使ってどう造るのか、しっかり確認するのもポイントです。

まとめ|無垢材

いかがでしょうか。無垢材といっても広義で捉えるのか、狭義で捉えるのかによって違ってきます。
 
無垢材にこだわり、集成材を無垢材とは呼ばない工務店も存在します。知っておくと便利な知識なので紹介いたしました。

住まいづくりにお役立ていただければ幸いです。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

 京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。

 地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことは皆さんの大きな安心へとつながることと思います。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。