京都市西京区で自然素材を使った住まいづくりを手がける「あまねこう」の中川です。
住まいづくり真っ最中のみなさまにまたまたお聞きします。マイホームのドアや扉をどのように打ち合わせをしてらっしゃしますか。好きなメーカー、好みの色、値段、選択基準は様々ですよね。今回は「時代建具」という扉を紹介します。

◼︎古い時代の建具・扉「時代建具」

京都には、大正時代や明治時代の扉を専門に扱っている建具屋さんがあります。相当数を保管されており、それを販売していただけます。住まいのすべてのドアを時代建具にするというのは勇気がいるだろうと思います(そのようなお住まいを手掛けさせていただいたこともございます)。
それなら、趣味の部屋、書斎にそういった扉やドアを採用してみてはどうでしょうか。

◼︎書斎に「時代建具」を採用した例

こちらのお客様、築25年の住まいをリノベーション。ご主人の仕事場兼書斎として部屋を作ることに。その部屋の扉を時代建具で工事をいたしました。

扉本体しか無いので、枠は製作。枠の塗装は扉と雰囲気を合わせるために浸透系のオイルで色付け。ノブ(握り玉)はギリギリ使えそうだったのでそのままで、枠にストライクと呼ばれるラッチ受けだけを取り付けるシンプル仕様。

昔の扉は背が低く幅が広いので、リフォームなどで採用する際は「幅」がポイントです。現在の家のモジュール(関東間)だと柱の間にドアが入らないので取り付けたい際は要注意です。

これだけのことですが、テンションが上がることと思います。こういった時代建具を使ってみたいけどハードルが高い、何を選んだら良いのかわからない。そんなお客様がいらっしゃったら、一緒に選びましょう。お手伝いいたします。