◼︎ハウスメーカーと工務店の違いとは? みなさんこんにちは。京都市西京区で天然素材を用いた住まいづくりを手がける「あまねこう」の中川です。住宅メーカー(ハウスメーカー)、ビルダー、工務店、何が違うのですか、という質問をいただきました。今回はビルダー工務店とは何かを紹介します。実はハウスメーカーやビルダーよりも説明が難しいのが工務店なのですまず特徴的なのは規模ですね。小さいからダメというようなことはないですが、一人から数人、または十数人規模な企業が多いと思います。そして得意分野や不得意分野がハッキリしています。 ◼︎工務店を料理に例えると 工務店を料理に例えると、まさに「料理」と言っているようなもの。中華なのかイタリアンなのか和食なのか。まったく的を得ていません。中華でも四川や北京など分かれますよね。リフォームをメインにやっている工務店。リフォームでも水廻りの工事を得意にしている会社もあれば、大工などの造作を得意にしている会社もある。営繕(修理)をメインにしている会社。リノベーションをメインにしている。他には、注文住宅がメインの会社。下請けがメインという工務店もあれば、元請け(エンドユーザーからの仕事を請ける)工務店もあります。職人を抱えていて技術を売りにしている工務店。職人は抱えず全て外注でプロデュース業としての工務店。まだまだあります。 ◼︎なんでもできる住宅会社は存在しない こんなことになっているのに、お客様や市場は「工務店」と一口で言ってしまっているわけです。さらにハウスメーカー(住宅メーカー)、ビルダー、工務店はお客様の要望に対して「なんでもできます」と答えてしまう。このせいで余計にそれぞれの違いがわからなくなるわけですね。 覚えておいて欲しいのは、「なんでもできる」住宅会社はありません。みなさんがすまいづくりをスタートする際は、自分たちの思い描く暮らし、住まい、住宅を一番得意にしている会社を選ぶようにしましょう。そしてそれを見分ける方法は、その会社やスタッフさんが普段何をしているのか。彼らの、われわれの普段の行動や活動をぜひチェックしてみてください。