みなさんこんにちは。西京区で自然素材を使ったリノベーションを手がける「あまねこう」の中川です。

外壁材を選ぶ基準とは

たまたま現在、外壁塗装などのリフォーム工事を行なっています。木の外壁の傷んだ部分を直し塗装をしたのですが、メンテナンスにつながる大切なお話しです。

みなさんは、新築の際に外壁材をどのような基準で選ぶでしょうか。
デザイン?素材?値段?
どれも重要な要素です。今日はメンテナンス・寿命の観点からお話しします。

防火サイディングボードの功罪

ぶっちゃけ、木の外壁材を選ぶ人は少ないのではないでしょうか。
ほとんどの方は窯業系の防火サイディングボードを採用する‥というかサイディングを使うのが当たり前だと思っている人が多いと思います。

防火サイディングボードは、その名の通り防火に優れ、デザインも豊富にあり、乾式工法なので施工も早く、その他の素材の外壁材に比べて安価です。
いいこと尽くしですね。
でもデメリットも存在します。
暑い、寒い、耐久性が高いとは言えない、コーキング込みで定期的に塗装と防水を行わなければならない(イニシャルコストは安いけどランニングコストは高い)等々。

外壁に木を使う

そこで、ちょっとだけ木の外壁材を使うメリットをご紹介します。

木は腐る?いやいや下記ご参考に。

焼き板は長寿命。
表面を焼くことで炭化。炭は腐らないんです。

燃えにくい。
木は燃えるとみなさん思っているでしょうが、炭化層は意外と燃えにくいんです。

ローメンテナンス。
サイディングと違いコーキングの量が圧倒的に少ない(窓周りのみ)。10年毎にコーキングをやり変える必要がありません。

圧倒的な味。素材の魅力。
いわゆる「本物の素材」です。タイル「調」、木「調」というようなフェイクではありません。

そして、暮らし始めて何十年と経った際のリフォーム時に「大工さんで修理できる」ということ。
要するに、ランニングコストに優れています。
建築費用で一番コストが高くつくのは人件費。いろんな工事の専門職が出入りすればするほど人件費が高くつくわけです。
リフォーム工事のほとんどの場合は大工さんが出入りするわけなので、その流れで大工さんで完結します。

写真のお住まいは、お手入れのタイミングが少し遅かったので、修理が発生しましたが、それでもサイディングと比較すればものすごく安価に手入れができました。

書き忘れましたが、サイディングと比較して暑さや寒さに対しても有効です。
書ききれませんので、興味のある方は遠慮なくお問い合わせください。