みなさんこんにちは。西京区でリノベーションを手がける「あまねこう」の中川です。

建築の工事において、とにもかくにも大切なのは現地調査です。この現地調査がしっかりできていないと、甘い見積もりになってしまったり、工事中に予期せぬトラブルが発生したりということが起こります。
特にリフォーム、リノベーションは、綿密に現地調査を行なっても確認できない隠蔽部分があったりするので大変です。

ある木造戸建のリノベーション。現場調査時は家具などもたくさんあり、調査が大切ですよと偉そうに書きましたが確認できないところもたくさんありました。

部屋を解体し、壁を撤去し、新しくリビングを作る、という工事予定。
木造住宅、ということもあり柱と大きな梁が残ってしまうなと予想し、お客様へイメージパースを提案。
このパースは「素敵になりますよー」という提案パースではなく、天井に梁型ができてしまう可能性が高いということを視覚的に伝えるために作成。了承を得て工事を行いました。

見比べていただくとわかるかと思うのですが、画像の右端にある柱。そしてその上にある天井から垂れ下がったように見える梁型。これを確認するためのパースでした。

また、元々8畳の和室を6畳に減少し、リビングを広く作るという計画だったので、壁を撤去した時に柱が残るのはわかっていたのですが、パース通り気持ちよく施行できました。

「こんな素敵な住まいになるんですよ!」的にパースを提案することが多いと思います。けれど、お客様のためにはできるだけ「こうなってしまう」という部分もパースで先に確認しておくと、安心してリノベーション工事に取りかかれると思います。