ビニルクロスの貼り替えについて解説します ビニルクロス、ビニールクロスと言われてなんのことかわかる人も多いと思います。一般的にはクロスとも呼ばれている住まいの内装、壁に仕上げとして貼るシートですね。様々なデザイン、色があり選ぶのが楽しく、住まいづくりの中では重要な場面だと思います。さてこのビニルクロス、リフォームなどの際に必ずと言っていいほど「貼り替えて」という話になるのですが、そもそも貼り替えられるのでしょうか。 目次 ビニルクロスの貼り替え ビニルクロスの貼り替えはできるのか。結論から書くと「できる」のですが、結構な割合で大切なことをお客様がご存知ないことが多いのです。これは作り手側である私たちプロが、適切にお客様に説明できていない、ということが原因ではないかと思います。 ビニルクロス貼り替え時の注意点 お客様からの「将来貼り換えられますか?」という質問。誤解を恐れず言うと本来は「NO」なんです。物理的に貼り換えることは可能です。古いクロスを捲って、新しいクロスを貼るだけですから。しかし、実はクロスを捲る際に、古いクロスが綺麗に捲れるとは限らないんですね。めくった後の下地が当然凸凹になります。パテと呼ばれる材料でならすのですが、それでもやはり凸凹しています。この凸凹を「不陸(ふりく)」と呼びます。クロスはこの不陸を見事に拾って、しまいます。新しく貼ったのに部分的に凸凹になってしまうのです。さらに、築年数の古い家の場合、ベニヤ下地の場合があります。このケースは下地をやり変える必要が多いのも特徴的です。 ビニルクロスの下地処理の問題 ベニヤ下地をやり直す場合だと結構な費用が必要になります水廻りなどでベニヤ下地の場合、水分を吸っていてベニヤ板がブヨブヨになってしまっていたり、腐っているケースもあります。お客様にとっては「聞いてないよ」ということになりますね建てる時に聞いていない、貼り替える際の見積もり時にも聞いてない、という二重に聞いていないというようなことも。 「将来貼り換えたいなぁ」と考えている人は、下地の種類と下地を直す費用も必要なケースがあることは知っておいて欲しいポイントです。また、せっかくキレイに貼り替えるのだからと「AAクロス」「1000番クロス」と呼ばれる少しデザイン性が高いクロスを薦めるプロもいます。ですが貼り替えの場合は注意が必要です。AAクロスは薄いものが多く、下地の不陸をしっかりと表現してしまいます。 リフォーム用クロス リフォームでビニルクロスを貼り替える際は、「リフォーム用のクロス」から選ぶことをオススメします。このリフォームクロスは少しだけ分厚く、下地の処理が目立ちにくいという特徴があります。金額は「AAクロス」「1000番クロス」とほぼ同額。普及品よりもほんの少しだけ費用がかかります。しかし、工務店や住宅会社は見積もりを安く見せるために薦めないことも多く、そもそもリフォーム用のクロスがあることを知らないお客様も多いのです。 まとめ リフォーム工事でビニルクロスを貼り替える。手軽なリフォームの部類に入り、多くの人が貼り替えていると思います。しかし、施工レベルで考えるとキレイに仕上げるには難しい時もあり、お客様とトラブルになることも多くあります。キレイに仕上げることの優先順位が高い場合はリフォームクロスから選ぶようにしましょう。または、普及品でも分厚めクロスがありますので、それらを選ぶようにすると良いと思います。 京都市で家を建てるなら地元の工務店へ 京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。景観条例に代表される京都独特の法令があるからです。また狭小道路や狭小土地なども京都ならではと言っても良いでしょう。 地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことは皆さんの大きな安心へとつながることと思います。あまねこう代表のプロフィール この記事を書いた人 中川 高士:あまねこう代表 営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。 住まいづくりで悩む方々へ 「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」「いろいろ勉強してからスタートしたい」いい家を建てたいなら、いい住まいづくりをしないと失敗します。 問い合わせる