京都市西京区でリノベーション工事を手がけるあまねこうの中川です。昨日は311、3月11日でした。毎年、この日を迎えると心が重たくなります。

当時、中川はサラリーマン。本社が東京、京都は支店。そして仙台支店も構える会社です。14時過ぎ、1本の電話が会社に。

「すぐにテレビを観ろ!」という内容でした。

その後は誰もが知る光景を観ることになったわけです。

◾︎耐震補強に対する建築会社側の意識が低い

先日、ある工務店さんと話をしていた時のこと。築40年以上の古家を購入したお客様のリノベーションを請け負ったそうです。ご要望の中に「耐震補強」があるそうなんですが、「予算がかかるから柱脚金物とか、筋交い増やす」と言いました。第三者の耐震診断を受けないそうです。

耐震診断の後、耐震補強工事をするかしないかは顧客が判断するべきこと。

この話の怖いところはお客様は「耐震補強をした」と思ってしまうところです。下手をすると工務店側も補強をした、信じているのかもしれません。

◼︎経験と勘で建てられた建物のために「耐震診断」が制度化されたのに

耐震補強に関して、工務店の経験と勘で建てられた建物のために耐震診断とその基準が制定されたのに時代に逆行する判断です。

ちなみに「筋交いを増やす」のも丈夫になりそうな気がしますが偏心の検討をしない場合、容易にやるべきではありません。そもそも耐震診断は重量なども検討し、壁量だけ検討するわけではありません。

今年の1月1日にも能登で大地震がありました。この際も業界では耐震診断と耐震補強の話題がのぼりました。

お客様の安全と安心のために、我々は根拠のある施工をする為に日々の研鑽を怠ってはいけないと心から思いました。

東日本大震災、能登半島地震において被災された方々、またその全ての関係者の方々に心よりお見舞い申し上げます。

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