クローゼットドアの考え方

「クローゼットドアなんて不要です」
最近、そのような声を聞くことが多くなってきました。
間取りやプランを考える時に収納、押し入れ、クローゼットのことを考えます。その際、クローゼットドアに関してドアが要るのか要らないのか、論争があるのです。
必ずしもクローゼットドアが必要なわけではない
リビングのドアは必要ですか?
寝室や子供部屋のドアは必要ですか?
こう聞かれたら「必要です」とほとんどの方が答えます。エアコンの効きも悪くなるし、目線も気になるし。しかし「クローゼットにドアは要るか?」と問われたら明確かつ具体的に「必要です」と答えられるでしょうか。
そうなんです。状況や環境によってはクローゼットドアは省ける場合があるんですね。
どんな時にクローゼットドアは必要か

個室にあるクローゼットのドアは必要ない場合があるかもしれません。
「クローゼットの中にホコリが溜まる」と言う人もいるのですが、ドアがあっても埃は積もります。
湿気を嫌う方もいらっしゃいます。実は、ドアが無い方が湿気対策につながります。目線が気になることもなく、埃などの心配もなければ
クローゼットドアは無くても良いわけです。
クローゼットドアがあった方が良いケース
布団を上げ降ろしする人もまだまだいらっしゃいます。
ベッドではなく、布団を毎日上げ降ろしをするというような方の個室のクローゼットにはドアがあった方が良いと思います。
または部屋でかなりの運動を行う、というような場合もあった方が良いでしょう。要するに埃(ホコリ)が多量に発生するケースですね。
マメに掃除ができる人であれば、このような場合でもドアは必要ないかもしれません。
そして予算面でもクローゼットドアの金額が抑えられますので、「本当に必要か?」と検討してみるのも面白いですね。

まとめ|クローゼットドアは必要か不要か

いかがでしょうか。
「クローゼットドアはあって当たり前」と思う人が多いのですが暮らし方やスタイルを考えると不要なケースもあるのです。
クローゼットの内部に漆喰(しっくい)など調湿機能のある仕上げをしたりすると、湿気の心配も大きく減り暮らしやすくなるアイデアも湧いてきます。
あって当たり前、を少し疑ってみることで住まいづくりもより一層深いものになると思います。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。
2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。
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