京都市西京区でリノベーションを手がける「あまねこう」の中川です。内装やインテリアを考えるのはワクワクすると思います。住まいづくり真っ最中のお客様もインスタやピンタレストなどで様々な写真をチェックしているのではないでしょうか。そんな中、今回はトイレの内装の工夫を紹介いたします。

◼︎紙巻機などのアクセサリーに少しこだわってみる

画像のトイレ、壁と天井は漆喰(しっくい)で仕上げています。クロスと違い凸凹の質感もあり、それに負けないようにということでアイアンのアクセサリーにした例です。

写真だと分かりにくいですが、アイアンも溶接部分や加工部分は手作り感が満載で、壁の漆喰とアクセサリーとで「作り込んだ」という感じが出て非常に良い空間に仕上がりました。
漆喰のおかげで匂いや湿気も少なく、家の中でも大変快適な空間になっています。

◼︎とことん素材にこだわってみる

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こちらはあるイタリア料理店のトイレです。「本物を使った上質で本当に快適なトイレにしたい」というご要望でした。

内装に天然石、無垢の木で作った洗面台、ホーローの洗面ボウル、イタリア製の鏡、しかもお化粧直し用の拡大鏡が付いています。

タイルは輸入タイルで、一枚一枚並べて配置を打ち合わせして貼る場所を決めました。壁はもちろん漆喰です。

お施主様は、お客様がお店に入店しトイレをご利用された際、「忘れられない空間」「快適な空間」がお店の接遇となるように、ということを力強く語ってらっしゃいました。入魂の空間に仕上がり、私も満足です。

ところで、お金をかけるから良いというわけではなく、毎日使う場所なのでどのような空間がご家族に合うのかを考えるのが基本です。たかがトレイされどトイレ。住まいづくりを楽しみましょう。