◼︎家のドアと長持ちする家の関係 建設業界では年末や3月末、この期間はお客様の事情で工事の完工や引渡しが重なります。完工に向けて仕上げ工事に奔走しています。京都市西京区で住まいづくりを手がける「あまねこう」の中川です。 ◼︎子育て世代で考える選ぶドアの品質 仕上げ工事の中で、お客様に紹介しておこうと思うことがありました。それはドア。これが長持ちと結構深い関係があります。特に子育て世代の方に役立てば嬉しいです。開きドア。「片開き」と我々は呼ぶのですが、そのドアには色んなパーツがあります。取っ手、枠、ドア本体、蝶番、などなど。その中に「戸当たり」という部材があります。この戸当たり、ドアの枠の真ん中あたりに付いていて、ドアを閉める時に反対側に行かないようにするストッパーのこと。これが実は破損しやすいんです。開閉の度に、ドアがここに強く当たるわけです。何年か経つと、外れたり割れたりします。ん?割れる?そうなんです。この戸当たり、既製品のドアだと樹脂(プラスチック)で作られていることが多いんです。 ◼︎モノは目的に応じて選ぼう 既製品というのは、◯◯ソニック、ダ○ケ○、リ◯シ◯、などの建材メーカーが製作している大量生産のドアのこと。寸法が決まっているので、施工業者としては使いやすい。寸法さえ分かっていれば、ドア部材が現場に無くても工事を進められます。お客様にとってのメリットは大量生産のおかげで安価です。デメリットは壊れること。中川の家も壊れました。というか粉々に砕けました。小さいこどもは遠慮なく強く開け閉めします。かつプラスチックなので経年で脆くもなり、結果的に壊れます。住まいづくりの何にポイントを置くのか。それによってモノの選び方が変わってきます。予算重視か、耐久性か、資産価値か。長寿命の住まいを望むなら細かいですがぜひ知っておいてください。