住まいのプロ|一体なんのプロなのか|解説します

 マイホームの相談、みなさんはプロに相談すると思います。しかし、ちょっと待ってください。その人、本当にプロですか。「住まいのプロ」に相談したいのに、そのプロ、一体なんのプロなのでしょうか。

目次

このブログのポイント

・住まいのプロ。お客様にとっては心強い存在です。しかし住まいのプロって一体何を指してプロと呼んでいるのでしょうか

・相談する住まいのプロの探し方とは。相談する際の注意すべきポイントがあるので紹介します。

・住まいのプロを判別する情報収集が大切です。大変だとは思いますがどういった情報収集をすればいいのか。ポイントを解説します。

住まいのプロにもいろいろある

 住まいのプロと言うとそのままの言葉が頭に入ってきます。みなさんにとってみれば、ご近所の工務店、ご近所の不動産会社、住宅展示場のハウスメーカー、その他全てが住まいのプロだと思います。

住まいのプロ|プロはプロでも大違い

 例えば「スポーツのプロ」と言われても「なんのスポーツ?」となりますよね。プロ野球?プロサッカー?もしくは名前で「中川プロ」などと呼ぶとプロゴルファーだと思う人もいるでしょう。住まいのプロも同様です。住まいのプロって、居るようで実はいない。存在していません。

住まいのプロ|相談したい内容に応じてプロの仕事は分かれる

 料理店に例えてみればわかりやすいかもしれません。お客様から代金をいただいて料理を提供している料理のプロ。中華料理店、イタリア料理店、和食、その他それぞれがその分野のプロですね。

「住まいのプロ」とは「料理のプロ」と表現しているのと同様です。実際には仕事の内容によって分かれています。

住まいのプロ|相談の内容によってプロを選びましょう

 みなさまがマイホームの相談をする時は、その相談内容に応じたプロに相談しましょう。不動産売却のことなら仲介の不動産会社。賃貸のことなら賃貸専門の不動産会社。

 水廻りのリフォームなら水廻りを専門的にしているリフォーム会社。大きなリノベーションなら総合的なプロデュースができる住宅会社や工務店、などなどです。

 リフォームローンや住宅ローンのことも相談したいのなら、施工技術だけが強い工務店だと不安です。反対に営業メインの販売会社だと、細かい施工に対応してくれるかどうか不安だと思います。

 要するに、相談したい内容にできるだけ沿った住宅会社や工務店を探す必要があるわけです。

住まいのプロの探し方とは

 とはいえ、ではどうやって希望に合う住まいのプロを探せば良いのでしょうか。ここに注意すべきポイントがあるので紹介します。

住まいのプロは「なんでもできる」と答えます

 ストレートに、その会社に聞けばいいのでしょうか。実はとても重要なポイントがあります。それは、できるかどうかを相談するとほとんどの住宅会社や工務店、不動産会社は「できる」と答えるからです。これは信じてはいけません。

住まいのプロを見極める

 そんなわけで、相談する相手がみなさんにとっての住まいのプロなのかどうか見極める必要が発生します。この問題を解決する方法をご紹介します。それが「経験を尋ねる」「今までの仕事の内容のお話を聞く」、これだけです。

インターネットだけでは見極められない

 大切なことは直接面前で話をすることです。情報収集はインターネットで大丈夫です。しかし本格的に相談するかどうかは面前で確認するのが一番です。

 ご資金、予算のことが不安なら、似たようなお話を解決した談話を聞きましょう。リノベーションならリノベーション工事の進め方や今までの経験を聞く。たくさん聞いていくと何が得意なのか把握できてきます。

 さらには例えばこのブログのような総合的な住まいづくりの情報の収集をしておくのも良いでしょう。そうやっておくと直接話を聞いた時に得て不得手がわかってくると思います。

まとめ|見極めるための情報収集は大切です

 面前で会う前に情報収集はやはり大切です。フィーリングも大事ですが、良さそうな担当者だから、とか、良さそうな会社だから、というのはお客様の要望を満たす判断基準にはなりません。

インターネットも活用しましょう

 一朝一夕で相手を見極めるだけの情報は得られません。とはいえ、みなさんがプロになるわけにはいきません。注意すべきポイントは「なんでもできるプロはいない」ということを知ること。そしてインターネットはやはり活用しやすいということ。最後は面前で直接話を聞きましょう。

 このブログでは以前の記事が参考になると思います。あらかじめ情報を知っておくことで見極めができるようになるという参考事例です。
良い住宅会社の見分け方
建築費用を見極めるには|見積もりチェックの方法を解説

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

 京都市で家を建てる場合、注文住宅でもリノベーションにおいても京都特有の環境に注意が必要です。不動産会社も京都に根差していますから売買なら不動産会社。建築なら工務店、という風にプロを選びましょう。

 地元での経験が長く、工事経験の豊富な工務店を選ぶことは皆さんの大きな安心へとつながることと思います。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー。実家は工務店。幼少より建築に触れながら育つ。大手ハウスメーカー、地域ビルダー、社員一人の工務店まで経験。営業マンからスタートし、それぞれの企業で事業マネジメントまで行う。2023年に独立。「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」など暮らしスタイルに必要な資格を活かし「家」ではなく「住まいづくり」というサービスの提供に力を入れている。