みなさんこんにちは。
京都市で注文住宅やリノベーションを手がける「あまねこう」の中川です。
「安心の住まいづくりブログ」と「工事日記」の違い

当ホームページのブログには、二つのカテゴリーがあります。
ひとつは「安心の住まいづくりブログ」。もうひとつはこの「工事日記」です。
「安心の住まいづくりブログ」は副題に「住まいづくりに役立つブログ」とあります。
名前のとおり、これから家づくりをされる方に向けて正しい情報を提供することを目的とした記事です。
中川の個人的な感想ですが、住宅に関する情報は誤解や間違いが多く、提供する私たち業界側が「間違っていない」と信じている情報が、「実は間違っている」ことも少なくありません。
かつて勤めていた住宅会社やハウスメーカーでも、上席から「このようにお客様へ説明するように」と言われた内容が、明らかに間違っていることも多々ありました。
「工事日記」はあまねこうの日常と想いの記録

一方の「工事日記」は、工事の進捗報告だけでなく、あまねこうでの日々の出来事や、中川自身の考えや想いを記録するブログです。
今回はその中でも、最近特にご相談の多い「吹き抜けと暖房の関係」について書きたいと思います。
「吹き抜けは寒くない」は本当か?

ここ最近、3件連続で「吹き抜けと暖房」についてご相談を受けました。
冬という季節柄もあるのでしょうが、共通しているのは次のような不安です。
「住宅会社から“高性能な家だから吹き抜けでも寒くない”と説明されたけど、実際は大丈夫なのか?」
たしかに、プロに「暖かいですよ」と言われれば、そうなんだと信じたくなります。
ですが一方で、「暖かい空気は上に上がるって聞くけど、下の階は寒くならないの?」と不安を抱くのも当然です。
「高気密・高断熱なら吹き抜けでも暖かい」は間違い?
結論から言えば、「ほぼ間違い」です。
誤解を恐れず、炎上覚悟で書きますが——
「高気密・高断熱だからエアコン1台で吹き抜けが暖かい」という説明は、現実の体感とは大きく異なる場合が多いのです。
その理由は、【熱移動の3要素「輻射・対流・伝導」】が理解されていないことにあります。
家の断熱性能は主に「伝導」や「対流」に作用しますが、それだけで「暖かく感じる」とは限りません。
床材の熱伝導率と「体感温度」
たとえば断熱材がしっかり入っていても、床材の熱伝導率が高いと足元が冷たく感じることがあります。
人の体は、まず足裏やお尻で「冷たさ・暖かさ」を判断します。
つまり、室温だけでなく「触れた瞬間の熱のやりとり=体感温度」が住まいの快適さを左右するのです。
「輻射」にも注目を
そしてもう一つ大切なのが「輻射熱」。
ここでは詳細を省きますが、放射による熱移動をどう活用するかも、吹き抜け空間を暖かく保つポイントになります。
吹き抜けに不安のある方へ|関連記事をご紹介
「吹き抜けが寒いのでは?」と悩まれる方が多い今、安心の住まいづくりブログにて、さらに詳しく解説した記事を公開しました。
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ぜひ、ご覧いただき、後悔のない住まいづくりの参考になれば幸いです。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
住まいづくりで悩む方々へ
「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」
いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。



