
みなさんこんにちは。
京都でリフォームやリノベーションを手掛ける「あまねこう」工事担当の中川です。
現在、京都市東山区と伏見区で、店舗新規開業のための工事を同時進行で進めています。
今回は、その中でも欠かせない「保健所への申請」についてお話します。
店舗工事は戸建て工事と大きく違う
店舗工事は、一般的な戸建てやマンションの工事とは大きく異なります。
特に違うのは、以下のような公的な申請や届出が必要になる点です。
- 消防(設備)に関する申請や確認
- 保健所への届出
消防設備の確認はビル全体が対象になることも

例えばビルの一室で店舗を構える場合、そのフロアだけではなくビル全体の消防設備が適法であるかを確認します。
もし不適格な場合は、その店舗だけでなくビル全体で消防設備の改修が必要になるケースもあります。
保健所への申請は業種によって必須
飲食店舗、製造業、エステサロン、美容院(理容院)などの営業には、業種ごとに決められた仕様や設備基準があります。
それを満たす形で工事を行い、保健所に申請を行わなければ営業許可は下りません。
私の経験上、個人事業主の場合はお施主様ご自身で申請されるケースも多いです。
(あくまで「あまねこう」でのこれまでの事例としてですが)
図面と仕様書を添えて申請
申請には、確定した店舗図面、必要な仕様や設備の情報を記載した申請書を提出します。
今回の2件の工事では、あまねこうが申請代行を行う予定です。
打ち合わせ用に作成した図面をもとに、そのまま保健所へ提出します。
開業準備で慌てないために
営業を目的とした店舗改装は、戸建てやマンションの工事とは異なり、こうした公的な申請や届出が必須です。
これから店舗を構えて事業を始める方は、事前に知っておくことで慌てずスムーズに開業準備が進められます。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。
2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。
住まいづくりで悩む方々へ
「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」
いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。