こんにちは。京都で自然素材の家づくりを手がける「あまねこう」です。
近年の猛暑で「夏でも涼しく快適に過ごせる家」が求められる中、自然素材の家は、実は「夏にこそその快適さが実感できる」ことをご存じでしょうか?

この記事では、なぜ自然素材の家が夏に過ごしやすいのか、その理由を詳しく解説します。

自然素材の家はなぜ涼しい?5つの理由

1. 調湿性が高く、蒸し暑さを軽減する

自然素材の代表とも言える無垢材や漆喰、土壁、和紙などには、空気中の湿気を吸収・放出する「調湿機能」があります。

特に日本の夏は高温多湿。
湿度が高いと同じ温度でも体感温度は上がり、不快に感じます。

自然素材はこの湿度をうまくコントロールしてくれるため、
「ジメジメした暑さ」をやわらげ、エアコンに頼りきらない快適な室内環境を保ちます。

2. 熱を伝えにくい素材が多く、断熱性が高い

無垢材や自然由来の断熱材(例:炭化コルク、セルロースファイバー)などは、熱伝導率が低いため、外の熱気が室内に伝わりにくくなります。

また、自然素材を使った断熱は呼吸性もあり、こもり熱を防ぐ効果も

日差しが強い日中でも、室内の涼しさを長くキープしやすいのが特徴です。

3. 蓄熱性のある素材が温度変化をやわらげる

漆喰や土壁などの自然素材は、熱をゆっくり吸収・放出します。

昼間に外気温が高くなっても、
急激に室内温度が上がるのを防ぎ、夜には熱を放出して室内を快適に保ちます。

つまり、温度の変化が緩やかで、身体への負担も少なくなるというわけです。

4. 足元のひんやり感とサラサラの触り心地

合板フローリングやクッションフロアと違い、無垢の床材は夏でもサラッとしています。
素足で歩いたときのべたつきが少なく、肌触りもひんやり感じることがあります。

とくにオイルなどの自然塗料で仕上げた無垢材は、足裏から伝わる快適さが段違いです。

5. 通気性が良く、熱がこもりにくい

ビニールクロスや化学建材は空気を通さないため、どうしても室内の熱や湿気がこもりやすくなります。
一方、自然素材は呼吸する素材

家全体で空気が緩やかに動き、熱がこもらず風通しの良い住空間を保てるのです。

エアコンに頼りすぎない暮らしが叶う

自然素材の家では、冷房に頼りすぎずとも快適に過ごせることが多く、体調管理や光熱費の削減にもつながります。

家づくりにおいて「冬あたたかく、夏すずしい」を目指すなら、自然素材の持つ本来の力を活かした設計が有効です。

まとめ|夏にこそ感じる自然素材の家の良さ

自然素材の家は、ただ「身体に優しい」「安心できる」だけではなく、
夏の暮らしを快適にしてくれる仕組みが詰まっている住まいです。

・調湿性でジメジメを防ぎ
・断熱性と蓄熱性で室温を安定させ
・通気性で空気がこもらず快適に
・肌触りや足元の感覚で体感的にも涼しく

こうした五感で感じる涼しさは、住み始めてからこそ実感できるもの。

あまねこうでは、自然素材の特性を活かし、
夏も冬も心地よく暮らせる家づくりをご提案しています。

京都市で家を建てるなら地元の工務店へ

京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。

そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。

あまねこう代表のプロフィール

この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表

京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。

実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。

2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。

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