住まいづくりの諸費用|一体なに?

「諸費用って結局なにっ?」
住まいづくり、家づくりにおいて資金計画、予算の話の時に「諸費用」って言われてモヤモヤすることがありませんか。
住まいづくりにおいて予算、資金、お金の話はとても重要です。しかし、どこへ行っても「諸費用」と言われて
「諸費用が必要なのはわかるのだけれど、今ひとつピンとこない‥」という方々へ向けて、諸費用をミクロに解説いたします。
住宅ローンの諸費用
マイホーム取得の際、住宅ローンをご利用される方は住宅ローンの諸費用を説明されることでしょう。
おそらく一つずつ説明してもらうのでしょうが、あまりの情報量に聞いたことがそのまま耳を素通りしてしまうという声もよく聞きます。
そこで、今回は
「住宅ローン事務手数料」について解説します。
住宅ローン事務手数料
住宅ローンの事務手数料とは一体なんでしょうか。これは銀行など金融機関に支払う代金です。
取り扱い手数料と呼んだりする金融機関もあります。
住宅ローンをお客様がご利用される時、お客様が用意する書類がたくさんあります。そしてその書類の数に比例して、金融機関内部での事務処理も多岐に渡ります。
間違いがあってはいけない手続きです。相当な時間と手間をかけて手続きしますのでその手数料と思えばご理解いただけるのではないかと思います。
定額型と定率型|住宅ローン事務手数料

住宅ローンの事務手数料には数万円が必要です。
京都市でよく利用される代表的な金融機関の住宅ローン事務手数料であれば、3万円~7万円くらいです。
お借り入れする金融機関や借り入れする金額によって変わることもあります。また、ペアローンなどの場合は二重に必要だったりします。基本的には定額です。
注意点はフラット35だったり、諸費用ローンや付帯する別のローンの場合です。
定率型といい借入金額に一定の率を課する事務手数料もあります。
3000万円借入して、2.0%の率だと60万円の事務手数料となります。また定額、定率とも事務手数料には消費税が必要となるので注意が必要です。
不動産会社の住宅ローン事務手数料

さて、たまに質問される内容に不動産会社さんに支払う「住宅ローン事務手数料」があります。
ローン斡旋料と明記する不動産会社もあります。斡旋料を取らない不動産会社さんもあるので、資金計画の際に確認すると良いでしょう。
いずれにせよ、住宅ローンの手続きをお客様に代わり代行してくれることへの手数料のことです。
金融機関の事務手数料と混同して、「なぜ二重に事務手数料を支払うの?」と勘違いをするお客様もいるようです。
場合によってはトラブルにもなりかねないので、知っておくと備えられると思います。
まとめ|住宅ローン事務手数料

いかがでしょうか。
住宅ローンの事務手数料といっても、なかなかの情報量になってきます。なかなか馴染みがないのでアレルギーを起こしそうですが、大切なマイホームの予算の話です。
さらにはつなぎローンを利用すると、そのローンにも事務手数料が必要なケースがほとんどです。
誤解のないように、住まいづくり、家づくりの際には住宅ローンの諸費用のポイントしっかりと押えておきましょう。
住宅ローンの諸費用について別の記事でも紹介しています。気になる方はぜひこちらもご参照くださいませ。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。
2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。
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