リフォーム前提で中古マンションを購入したい人へ

「中古マンションが欲しい!」
「自分好みにリフォームしたい!リノベーションしたい!」
密かにそのようにお考えの方は多いのではないでしょうか。
新築のマンションよりも安い中古マンションを購入し、リフォームに予算をかける。資金計画的にも無理も無駄もなく良い感じがします。
しかし、リフォーム前提で中古マンションを購入する際には注意すべきポイントがあるのです。
そのうちの一つを紹介いたします
マンション購入とリフォームのポイント|電気関連

リフォームやリノベーションをマンションで考える際、給排水などの配管や水廻りの設備の傷み具合などのチェックが必要であることは一般の人でもわかると思います。
しかし、今回紹介したいのは「電気関連」です。
電気については、なんとなく
「ここにコンセントを増やしたい」
「ここにテレビの端子が欲しい」
など、簡単なイメージで考えてしまう方がとても多いのです。しかし実際にはそうではありません。
中古マンションを購入|希望のリフォームができないこともある

実は、古いマンションの分電盤は重要チェックポイントです。
引き込みのアンペア数が低かったり、中には漏電ブレーカーが設置されていないこともあります。
要するに、どんなデメリットがあるかと言うと、
・IHヒーターを設置できない
・食洗機をキッチンに設置できない
・頻繁にブレーカーが落ちる
その他、さまざまな弊害が考えられます。
こういったことを知らずに「費用をかければなんでもできる」的な考えで詳しく調べずにマンションを購入してしまうと、希望するリフォーム工事ができないこともあるわけです。
筆者の経験ですが、IHヒーター禁止のマンションがありました。
ブレーカーが落ちてしまうと、他の入居者の家のブレーカーも落ちるという不具合があるそうで入居者間でかなりのトラブルが以前あったそうです。
また、余談ですが追い焚き機能のついた給湯器の設置が禁止、というマンションも実在します。
まとめ|中古マンション購入の注意点

いかがでしょうか。
中古マンション購入での注意点は参考になったでしょうか。
リフォームやリノベーションを前提としてマンションを購入する場合は、購入前に必ずマンションリフォームに精通した住宅会社や工務店に相談することをおすすめします。
戸建てのリフォーム、リノベーションを中心に行っている住宅会社、工務店もあり、本記事のようなマンションでの工事ポイントを知らない可能性もあるからです。
いずれにせよ、事前にしっかりと打ち合わせをすることが大切です。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
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