ショールームへ行こう!

家づくりの中での楽しいことの一つに、ショールームの見学があると思います。
ショールームというのは、キッチンや洗面台、ユニットバスなどの実物を見ることのできるモデルルームのことです。
照明器具や扉(ドア)などが見学できるショールームもあるので、実物を見てみないと決められない…と悩みがちな方には最適です。
今回は住宅設備機器、ショールームでのキッチンのチェックポイントを紹介します。
ショールームで見れるもの

ショールームでは様々なものが見学可能です。キッチンで例えると、シンプルなグレードの実物から、ハイグレードな実物まで見れるわけです。
包丁をどのようにしまう、とか、シンクの細かい形状や設置できる置物も気になるところです。
ご予算に合わせブランドやグレードを決定し、あれが欲しい、これは要らないなど決めていくイメージです。
ショールーム|失敗しないためのチェックポイント

ショールームには様々な商品が置いてあります。あれもこれも見ていく楽しさがあるわけです。
しかし、そこでやってしまいがちな失敗のポイントがあります。
それは「使い勝手」です。
キッチンの使い勝手

「使い勝手をチェックするって当たり前でしょ」という声が聞こえてきます。
しかし、ほとんどの方や、住宅会社、工務店でさえも「使い勝手」というと「物、物品」とか「お手入れの良さ」などをメインにしてしまうのです。
ここでいう使い勝手というのは、シンクと作業台の位置、です。
例えば作業台に立って、まな板の上で包丁を使う時をイメージしてください。この際、シンクは右手側にあった方が良いか、左側にあった方が良いか、そういったことです。
実は、間取りやプランの打ち合わせを先行する方法が、住宅会社、工務店の主流です。
右利き、左利き、現在のキッチンの右左の使い勝手、などなどそういったことをチェックしてプラン提案をしてくれる住宅会社や担当者は意外と少ないのです。
使い勝手や暮らしやすさを優先すると、間取りやプランからスタートするのではなく、そういった使い勝手を考えるのが先決です。
キッチンでいえば、前述のようなことを確認してから間取り、プラン作成に入るのが理想です。
まとめ

いかがでしょうか。聞いてしまえば「なーんだ」という内容ですが意外とこれができていないのが現在の住宅業界の主流です。
マイホームを手に入れてから「使いにくい…」となると最悪です。今、家づくり真っ最中の方、間取りやプランが先行していませんか。
これからマイホームの計画、家づくりを始める方には今回の記事をぜひ参考にして欲しいと思います。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士:あまねこう代表
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼い頃から自然と建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、様々な建築会社で28年以上にわたり経験を積む。営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまで幅広く担ってきた。
2023年に独立。
現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
「愛犬家住宅コーディネーター」「ホウ酸施工管理技士」「空気測定士」などの資格を活かし、「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを重視した住まいづくりのサービスを提供している。
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