
「健康住宅」という言葉を聞くと、自然素材や断熱性能を思い浮かべる方が多いかもしれません。
けれど、そもそも“家の健康”とは何を指すのでしょうか。
そして、それは本当に私たちの身体に影響しているのでしょうか。
今日は、住まいと体調の関係を整理してみます。
家の健康とは何を指すのか?

空気環境(換気・湿度・化学物質)
住まいの空気は、毎日吸い続けるものです。
換気が不十分だったり、湿度が極端だったりすると、快適さは大きく変わります。
空気環境は目に見えませんが、暮らしの土台になる要素です。
温熱環境(断熱・温度差)
冬に廊下が冷える。
部屋ごとに温度差がある。
こうした環境は、身体にとって小さな負担の積み重ねになります。
断熱や気密は、単なる省エネの話ではなく、体感の安定につながります。
音・光・触感などの環境要素
外からの音。
まぶしすぎる光。
硬くて冷たい床。
こうした刺激も、知らず知らずのうちに身体を緊張させます。
環境は常に、私たちの感覚に影響を与えています。
住まいは“長時間さらされる環境”

一日の中で、家にいる時間は意外と長いものです。
睡眠時間を含めれば、人生の大半を住まいの中で過ごします。
職場や外出先よりも、家は「長く身を置く場所」。
だからこそ、小さな不快感が積み重なれば、体調にも影響しやすくなります。
体調に影響しやすい住環境の例

温度差と身体への負担
暖かい部屋から寒い廊下へ移動する。
こうした急な温度変化は、身体を緊張させます。
快適な温度が保たれていることは、単なる心地よさ以上の意味があります。
湿度と快適性
乾燥しすぎる空気。
湿気がこもる環境。
湿度は、体感だけでなく住まいの状態にも影響します。
適度な湿度が保たれているかどうかは、健康な住環境の重要な条件です。
素材の触感と身体の緊張
冷たく硬い床と、やわらかく温もりのある床。
どちらがリラックスできるでしょうか。
素材の違いは、感覚を通じて身体に伝わります。
見落とされがちな“心と体”のつながり

住まいは、身体だけでなく心にも影響します。
家で常に緊張している。
傷をつけないように気を張る。
音を立てないように気をつける。
そうした状態が続けば、心は休まりません。
心が休まらなければ、身体も安定しにくくなります。
住まいは、心と体の両方を支える場所です。
本当に健康な家とは?

空気が整っている。
温度差が少ない。
身体に負担が少ない。
そして何より、
安心して力を抜けること。
家の健康とは、性能の数字だけで決まるものではありません。
住む人が穏やかに過ごせる状態が整っていること。
それが、住まいと体調の関係を考えたときの
ひとつの答えではないでしょうか。
京都市で家を建てるなら地元の工務店へ
京都での家づくりには、少し気をつけておきたい地域特有の事情があります。
たとえば「景観条例」に代表される独自のルールや、道幅が狭く土地の形が複雑な場所が多いことなど、他の地域とは少し異なる条件があるためです。
そうした背景をふまえると、地元での経験が豊富で、京都の家づくりに慣れている工務店を選ぶことが、安心につながるポイントになってきます。
土地や法規制に合わせたご提案や、現場でのスムーズな対応など、地域をよく知る工務店だからこそできることがあります。
この記事を書いた人

中川 高士
京都産業大学卒業。
2024年、京都府向日市より「向日市固定資産税評価委員会」委員を拝命。
実家が工務店という環境で育ち、幼少期から建築の世界に親しむ。
大手ハウスメーカー、地域ビルダー、そして社員一人の小規模工務店まで、28年以上にわたり幅広い建築会社で経験を積む。
営業職からスタートし、各社で現場管理・事業マネジメントまでを担い、建築の全体像を深く理解するに至った。
2023年に独立し、現在は「営業から現場管理までこなす建築マルチプレーヤー」として活動中。
【保有資格等】
・建築物石綿(アスベスト)含有建材調査者
・愛犬家住宅コーディネーター
・ホウ酸施工管理技士
・空気測定士
・向日市固定資産税評価委員会委員
「家を建てる」だけでなく「暮らしをつくる」ことを大切に、自然素材を活かした住まいづくりを提案している。
住まいづくりで悩む方々へ
「他社で質問しても今ひとつハッキリしない」
「いろいろ勉強してからスタートしたい」
いい家を建てたいなら、
いい住まいづくりをしないと失敗します。



